先日大西智氏さんのリサイタルでお知り合いになった松下洋さんの演奏をご紹介する。L.E.ラーション「サクソフォン協奏曲」の第2楽章の演奏なのだが、なんと弦楽パートをパイプオルガンにトランスしてしまったというもの。
こうしてパイプオルガンに置き換えて聴いてみると、ラーションの作品が新古典主義と評される理由がより一層判る気がする。和音の重なり具合とか、ひとつひとつの音型の動きとか、まさにバロック~古典あたりの音楽とそっくりではないか!そういう意味で、このアイデアは実に理にかなったものであると思う。松下さんの演奏は、ライヴならではの疵がいくつか散見されるものの、中音域~高音域の響きが実に美しく感じられた。実演で聴いてみたいと思った。
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