ブログ的にはすっかり話題に取り残されていたが、今年2010年は4年に一度のアドルフ・サックス国際コンクール(ベルギー、ディナン市)の開催年だ。ディナンのこのコンクールは、世界最大のサクソフォンのための国際コンクールだと言い切ってしまっても差し支えないだろう。
そのディナンのコンクール、前回もそうだったが、Dinant市のページではなくなぜかAdolphesax.comに公式情報がホスティングされる。どういった経緯があってのことなのだろうか。2006年の時は多くの情報が満載だったが、今回はこの時期になってもまだ情報は少ない。しかし、Adolphesax.comから参加者一覧が参照することができるようになっているを知った。こちら→Official Participants List of CIAS 2010
ううーん、有名人がたくさん。ざっと上から眺めていくと、ベルギーのSimon Diricq氏(2006年に吹いたロバ「ジャングル」は圧巻であった)、ミーハ・ロギーナ氏(たびたびの来日で実力のほどは言わずもがな)、フェデリコ・コカ・ガルシア氏(スペイン出身だがパリ国立高等音楽院のドゥラングル・クラスで学んだ)、アレクサンドル・スーヤ氏(2009年来日、おなじみ某Y女史の婚約者です)、ニキータ・ツィミン氏(2006年優勝のコレゾフ氏と並ぶロシアサックス界の若きスーパースター)、ダグラス・オコナー氏(第2回ロンデックス国際コンクール第2位の実力者)、等々。ものすごい顔ぶれだ。さらに、まだ実力未知数の大型プレイヤーがこのなかにたくさんいる、と考えると、ワクワクしてしまう。
2006年は、情報が多く出てきたということもあって詳細に追っていたが、今回については、情報の出方によってはまとめるほどの価値が見出せないかもしれない。せめて各参加者が選択したレパートリーのリスト程度は出してほしいものだ。ただ、もし価値ある情報が出た場合は(形式はどうであれ)順次ブログ上でもご紹介していきたい。
今回(毎度のことながら)日本人の参加者も多い。原博巳氏、貝沼拓実氏らに続く上位入賞者は、はたして現れるのだろうか?健闘を祈りつつ楽しみにしていたい。
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