2010/10/28

コテカン with ピアノ

超々難易度の作品として有名なピート・スウェルツ Piet Swertsの「コテカン Kotekan」。2006年の第4回アドルフ・サックス国際コンクール(ディナン)における本選の課題曲委嘱作品であり、2010年第5回アドルフ・サックス国際コンクールの2次予選の課題曲でもある。初めて2006年本選の動画を通してこの曲を聴いたときは、「??」という感じだったが、聴くにつれ面白い曲であると感じてきた。「クロノス」よりも「ウズメ」よりも高難易度、かつ演奏効果も高い作品だ。

その「コテカン」であるが、スウェルツ氏のMySpaceページに、サックス+ピアノという編成での録音が置いてあることを知った。スウェルツ氏のMySpaceページは、こちら

ちょっと解りづらいが、リンク先ページのMySpace音楽プレイヤーのなかに「KOTEKAN」というトラック名があるはず。トラック名左の再生ボタンを押すと、聴くことができる。演奏は2006年の覇者であるセルゲイ・コレゾフ Sergey Kolesov氏。ライヴ録音ということで、さすがにややミスや粗さも散見されるが、それにしても15分近くの長時間に渡ってこのような強烈な演奏ができるとは、恐れ入るばかりだ。ロシアのサックスって、すごいなあ。

開催が近づいているアドルフ・サックス国際コンクールは、オンライン中継&録画が予定されている。2次予選では、この曲のどんな素晴らしい演奏が出てくるのだろうか。楽しみに待ちたい。

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