先週末土曜日のイベント。私はお二人の門下生ではないのだが、主催のOさんに頼んでラージだけ乗せていただいた。なんとなくお知り合いも何人かいらっしゃって、さらに新しくお会いする方も何人かおり、個人的には「演奏よりもどちらかというと交流メイン」のつもりで参加した。
【波多江史朗・松井宏幸門下生合同アンサンブル発表会】
日時:2010年10月23日(土)13:00開演
会場:板橋区立グリーンホール
料金:入場無料
Quartet Lotus: J.B.Singelée - Premier Quatuor Mov.1
ロメオとジュリエット: S.Watanabe - Dancing Fairy
はにかむず: J.B.Singelée - Duo Concertante
Quartet Unknown: E.Bozza - Andante et Scherzo
ぷりんせす くぁるてっと: F&M.Jeanjean - Quatuor
Plaisant Saxophone Quartet: A.Desenclos - Quatuor
Quatuor O: Woman in Scorpio, Bark at the Sun!
Quatuor P: T.Muramatsu - Far Away
バリっ子倶楽部: J.M.Leclair - Sonata No.1
Rouge et Noir: J.M.Leclair - Sonata No.2
チームまなかな: J.B.Singelée - Duo Concertante
Quatuor allo: J.B.Singelée - Premier Quatuor Mov.1,4
アバンチュール: J.S.Bach - Italian Concerto
講師演奏(波多江史朗、松井宏幸、泉谷絵里): F.Poulenc - Trio
ラージアンサンブル: B.Bartok - Rumanian Folksongs, M.Deighan Aux Champs-Elysées
最初はこんな長時間聴けるかなあと心配だったが、どれも凄くステキな演奏ばかりで聴き入ってしまった。演奏の感想は割愛する。デザンクロの四重奏曲は、やはり類稀なる傑作なのだなと思った。特に第1楽章…和声進行に耳を傾けていたら、聴きながら涙が出そうになった。デュエットについては、無伴奏ならルクレール or ヒンデミット、ピアノ付きならサンジュレになってしまうレパートリー認知の低さは何とかせねばなるまいと感じた。デュエットのレパートリーって、他にも素晴らしい作品ばかりで、スタンダードにとどまる必要は無いはずなのだが…。やはり、地道に情報発信していくしかない。
講師演奏は、プーランクのトリオをソプラノ(波多江氏)、テナー(松井氏)、ピアノの編成にて。リハーサルも含めて聴くことができた(贅沢…)。美しい音色と輝かしいテクニック、ということは言うまでもなく、極上の演奏を楽しんだ。この世界で一番幸福なユニゾンの音楽は、波多江さんや松井さんの音楽性にとても合っているような気がする。
ラージアンサンブルは、松井さんの指揮で「ルーマニア民族舞曲」と「オー・シャンゼリゼ」。「オー・シャンゼリゼ」の前に、松井さんの結婚を祝してサプライズでメンデルスゾーンの「結婚行進曲」を(突然)演奏。面白かった。「オー・シャンゼリゼ」では、最初のテーマを波多江さんが演奏していたのだが、これがまた素晴らしくて。このフレーズを聴けただけでも、今回参加した価値があったかもしれない。…いやー、これは一朝一夕には真似できない、波多江さんのフレーズだ。自分だけの演奏をできる奏者って、日本ではもの凄く稀なのではないかと。
本番が終了し、池袋にて飲み会!お知り合いの皆様はもちろん、初めてお話する方もいて、とても楽しかった。いつもの通りだいぶ酔っ払ってしまったが…(笑)。また機会があれば、ぜひ参加してみたい。
4 件のコメント:
これからも毎回、お待ちしています。
このBlogの存在は存じておりましたが、まさかご本人にお会いできるとは思いませんでした。
デュオのレパートリー、増やせるようにがんばります。
自分自身の技術ではデュオで合わせるのが精一杯。
カルテットになると、とても付け焼刃もかなわないので、
かといって事前の練習もままなりませんで、
もちろん、もっと練習すればいいのでしょうが…。
打ち上げではもっと、もっとお話したかったです。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご参加ありがとうございました!いやー楽しかったです!(飲み会が?w)
まだまだカルテットの方も自分自身も精進していきます。
次のアンサンブル発表会はぜひTsukuba Qで・・・!
ぜひ次Duoやる時はそれ以外もやってみようかなーと思ってますが・・・
何がいいですかねえ。kuriさんのブログを参考にさせてもらいますね。
またぜひ是非ご一緒したいです〜。今度ともどうぞよろしくお願いいたします!
> Naoさん
コメントありがとうございます&こちらでは初めまして。Oさんとのデュエット、素晴らしかったですよ!
私は技術も音楽性もないので、ルクレールのような正攻法のレパートリーを吹くことは到底できず、そのためにあまり知られていない曲(PARSAXとか)に手を出すということなので…本当はきちんと勉強しなければいけないのですが(汗)ルクレールを演奏できるみなさん、本当に素晴らしいと思います。
私も、Naoさんのブログ存じ上げていました!たしか、最初はPさんのリンクを辿っていったはずです。こちらこそ、まさか今回この催しでお会いできるとは思いませんでした。
またお会いできる日を楽しみにしています。
> Kさん
先日はお疲れ様でした。
デュオのレパートリー、面白い曲がたくさんあります。某O氏(ラファンドゥモンドのKさんの相方)からも、曲教えて欲しいとTwitterのDMが来ました(笑)。そのうちブログの記事にしようかと思います。
そういえば、以前にもこんな記事を書いています。
http://kurisaxo.blogspot.com/2008/09/blog-post.html
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