ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の、ミヨー「世界の創造」なんてCDが800円で売っていたので、「もしかしてサックスはミュールか!」なんて喜び勇んで買ってきたのだが、良く見たら録音年が1961年。ぐはっ、ミュールのわけがない…。オーケストラも、全体的にいかにも往年の、という感じの音程感や音色で、いまいちでした。サックスは、低音域がややラッシャー・ライクなのだが、完全には断定できない。やっぱお気に入りはバーンスタイン盤だな…(´ω`)
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さて、楽譜の価格に関して「へえっ」ていう感じのことを知ったので、書き留めておく。今日、セルマー・ジャパンに伺ったときに、店員さんと楽譜の値段の話になった。「最近はユーロ高で…」「それでも据え置きで…」などという他愛の無い話をしていたのだが、そういえば楽譜の値段ってどうやって決めているんだろうと思い、尋ねてみたのだ。私はてっきり、仕入れ時に、フランスのユーロ売値をそのまま日本円に置き換えているのだと思っていたのだが…。
特にAlphonse Leducの楽譜に関して、表紙の「Réf. : 」という項目を参照してみていただきたい。アルファベット二桁の記号が書かれていると思うのだが、この記号こそが値段を決める指標になっているのだそうだ。つまり、AAから始まって、AB → AC → AD →…→ AZ → BA → BB → BC → BD →…という風に、楽譜の価値が上がっていくのだとのこと。
お店の楽譜や、手元の楽譜をいくつか調べてみたところ、こんな感じだった。
Christian Lauba「Neuf Études Cahier1」→AU
Jacques Ibert「Concertino da camera」→BH
Jean-Marie Londeix「Hello! Mr.Sax」→BP
Edison Denisov「Sonate」→BR
Jindrich Feld「Quatuor」→CD
これらのアルファベットを元に、ある時点での価格を設定し、為替相場の変動により価格改定を行っていく、ということだそうだ。価格が据え置かれているものに関しては、新たに出版された楽譜と比較して、日本での売値が逆転しているものもあるようだ。
あ、すいません。小文字もあったかもしれない(小文字のほうが小さい)。とにもかくにも、アルファベットの昇順なのだそうだ。
いやー、知らなかったなー。え、もしかして常識?
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