実家に帰ってきた。わたしゃ長野県の伊那あたりの出身なのだが、やはりというか何というか、つくばに比べて涼しいこと!「クーラーがなくても眠る事が出来る」というのは、こちらならでは。つくばでは絶対に無理ですからねえ。
…実家にこんなCDがあった。兄弟は妹が二人いてオーボエとフルートを吹いているのだが、そのフルートを吹いている妹が、高校の吹奏楽部の先生からもらったという、「~ヤマハ使用アーティストによる~ヤマハ管楽器『音のカタログ』」なる非売品のディスク。
内容はタイトルどおりで、ヤマハユーザーの国内アーティストが、一曲か二曲ずつ管楽器の演奏を収録したもの。詳細を見て驚いた!なんと、サクソフォーンを雲井雅人氏が担当しているのだ。曲は、バッハの「イタリア協奏曲」から第2楽章をテナーサックス。「Simple Songs(Cafua)」にも収録されていたが、ここで聴けるのは全く別のテイクだ。ピアノは猪俣淳子さん(「Simple Songs」では、藤井亜紀さんが担当)。思いがけないところで、雲井氏の演奏を聴く事ができて、嬉しくなってしまった。
「Simple Songs」でも、その高くそびえ立つ壁のような(?)演奏に心打たれたが、こちらで聴ける演奏も良いですね!録音時期の前後は良く分からないが、こちらのほうが先なのだろうか。私たちの生活の中に溶け込んでいるような、自然体・等身大のバッハ。そして、相変わらずの美音、見事なまでのフレージング…。
他の参加アーティストも豪華で(以下敬称略)、私が知っているだけでも、フルートの立花千春、前田綾子、クラリネットの小倉清澄、オーボエの宮村和宏、ホルンの丸山勉、ユーフォの外囿祥一郎、ピアノ山田武彦、長尾洋史、加養浩幸指揮土気シビックウィンド…その他。プログラムは基本的に軽めの曲ばかりだが、ふとした時に聴きたくなる、音楽の喜びに満ち溢れた演奏ばかりだ。こんなステキなCDならば、販売すれば良いのに。
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