ショスタコーヴィチの交響曲の中で、まともに聴いたことがあるのは第5番と第7番。一人の天才作曲家が、社会主義情勢の重圧の中で才能を花開かせたひとつのフォーマット。プロパガンダ的な要素はともかく、音楽的にも、聴覚効果的にも優れた両作品は、様々な演奏家の手によってレコーディングがなされている。以下に、よく聴く演奏をいくつか。

ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニーのライヴ盤。1982年11月18日録音。ムラヴィンスキーがこの曲を取り上げた録音は数え切れないほどに多いが、某所で薦められていたこの録音はなかなか。ライヴにもかかわらずキズはほとんどなく、むしろ臨場感のあるテンション、勢いといったものが怖いほど。

スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団のライヴ盤。1978年2月28日録音。金管の暴力的なまでの鳴りっぷりが凄まじく、この曲の性格を最も良く表していると思う。バーンスタイン×シカゴ響のような知的な構成感を感じさせる演奏も良いが、このような血の通ったリアルな情景を思わせる録音はもっと好きだ。
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