2010/10/02

NLCC & Raschèr SQ

ベルギー在住のピアニスト、大宅裕さんから教えて頂いたのだが、オランダのVerkadefabriek Grote Zaalにて11/10に非常に注目すべき演奏会が開かれるそうだ。なんと、New London Chamber Choirと、Raschèr Saxophone Quartetの共演である。うーん、日本ではぜったい実現しなさそうな組み合わせだ(爆)。

詳細ページはこちら。November Musicという、国際音楽祭の一環としてのプログラムとのこと。

詳細ページの内容をざっと訳してみよう:
この音楽祭のオープニングは、嵐のように幕を開けることだろう。そう、単なるそよ風ではない。合唱とサクソフォンが、天に向かって歌い上げるのだ。合唱は、高名なNew London Chamber Choir、サクソフォン四重奏は、Raschèr Saxophone Quartetである。これまで、New London Chamber Choirは、Jonathan HarveyやLuca Francesconiといった作曲家たちと、また、Raschèr Saxophone Quartetは、Luciano Berio、Philip Glass、Sofia Gubalidulinaといった作曲家たちと、それぞれ共同作業を行ってきた。コンサートホールにおける合唱とサクソフォン四重奏の共演は、間違いなく希少な機会である。さらに、2つの世界初演作品と、聴くことがあまりないクラシック作品をプログラムに載せられることに、運営陣・演奏陣はとてもエキサイトしている。
2004/2005年にマウリシオ・カーゲル Mauricio Kagelが書いた大曲"Les inventions d'Adolphe Sax"では、"全ての音色"が引き出される(訳注:原文は、pulls out all the stops)。これは、カーゲル(2008年に死去)の遺作となった作品のひとつで、サクソフォンの発明者であるアドルフ・サックスの心情…苦悩や疑念を描いた、テアトル的な要素をも含む作品となっている。そして新作品は、イギリスのMichael Finnisyが、合唱とサクソフォン四重奏のために作った"Gedächtnis-Hymne"と、Peter Adriaanszが、エレクトロニクスをも使用して紡ぎだした美しくゆっくりとした作品である。このNinnissyとAdriaanszの作品は、November Musicにおいて世界初演される。

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さすがに聴きにはいけないが、おもしろそうだなあ。この演奏会自体にも興味があるが、マウリシオ・カーゲルの「Les inventions d'Adolphe Sax」が気になって仕方がない。どんな作品なのだろうか。Petersから、楽譜も出版されているそうだ。

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