2009/02/08

グラズノフのカリーナ・ラッシャー監修版がリリース?

まだ単なる噂であり、裏付けを取れていないのだが:

たびたびこのブログでも取り上げた通り、アレクサンドル・グラズノフ「サクソフォン協奏曲」の楽譜は、自筆譜とルデュックからの出版譜を比較すると、こまごまとした変更が加えられていることがわかる。変更を加えたのが連名となっているA.Petiotなのかどうなのか、そして変更を加えたその動機が何なのか、ということについては、未だ謎のままである。その謎を解く手がかりになるだろうということで、私自身も自筆譜の探索を進めたりしていたのだが、どうやらその必要がなくなりそうだ。

噂では(あくまでウワサ)、献呈者シガード・ラッシャーの娘であるカリーナ・ラッシャーの監修によるグラズノフの楽譜が出版されるとのこと。父であるシガードからの教えや自筆譜の情報を元に、アーティキュレーションやリズム等の見直しを行うほか、ラッシャー版のカデンツァ等を収録する…というようなものになるそうだ(しつこいけど、ただのウワサ)。

そんなのが出るのか!!ウワサがウワサでなことを祈りたい。…もし出なかったら、これはまた自筆譜の探索を始めないと…。イベールやグラズノフの協奏曲は、最も重要なレパートリーとされている割には、謎な部分が多い。その謎を、放っといていいということはないはずだ。

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Bärenreiter社からの出版が予定されているそうだ。

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