2007/08/19

クラシック・サクソフォン・レパートリー100曲 version 0.1

「クラシックサクソフォンの世界から代表的な100曲を挙げたら、どんなリストになるだろう」とふと思い立ち、ざーっと挙げてみた。

さて、ただ挙げただけでは何とも面白くないので、このリストを今後時間をかけて改訂していくことにする。実は、ウェブページkuri_saxoのほうに、サクソフォンのための主要作品リストを作るという妄想があるのだが、その前段階としての試み。また、改訂を繰り返すごとに個人的に好きな作品が排除されていく可能性があるので、ある程度こちらのリストが固まったところで、「独断100曲リスト」を作るつもり。うーん、ジョドロフスキとフェルドハウスは追い出された瞬間にぜひ独断リストのほうで挙げよう(笑)。

※ちなみに、アマチュアのサクソフォン奏者であり、クラシック・サクソフォンCDの世界有数のコレクターであるmckenさんも、100のリストを挙げています。こちらもぜひご参照ください。
http://mcken.blog1.fc2.com/blog-entry-1010.html

・サクソフォン独奏、アンサンブル、室内楽のための代表的なオリジナル作品、100曲を挙げる。
・オーケストラの編成としてサクソフォンが乗っている作品は、含めない(今後方向性が変わる可能性もある)。
・意見を取り入れつつ積極的に改訂を行い、できる限り"General"なリストを目指す。改訂ごとに、このブログ上で最新バージョンを公開。

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クラシック・サクソフォン100曲(Version 0.1: 初稿)

※今回のリストは資料を参照せずに挙げた草稿です。うっかり重要な作品が抜けているかもしれません。改訂前にコメント欄にてお知らせいただければ幸いです。

アイシェンヌ「カンティレナとダンス」
アブシル「ソナタ」
伊藤康英「協奏曲」
伊藤康英「協奏的幻想曲」
イトゥラルデ「小さなチャルダッシュ」
イベール「室内小協奏曲」
ヴィラ=ロボス「ファンタジア」
ヴェーベルン「四重奏曲」
ウッズ「ソナタ」
ウッズ「3つの即興曲」
オルブライト「ソナタ」
カプレ「伝説」
カルメル「四重奏とオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
ガロワ=モンブラン「音楽的練習曲」
クセナキス「XAS」
グラス「四重奏のための協奏曲」
グラズノフ「協奏曲」
グラズノフ「四重奏曲」
クレストン「協奏曲」
クレストン「ソナタ」
ケックラン「練習曲」
ゴトコフスキー「四重奏曲」
ゴトコフスキー「ブリヤンス」
コンスタン「ムジーク・ドゥ・コンセール」
サンカン「ラメントとロンド」
サンジュレ「四重奏曲第一番」
ジャンジャン「四重奏曲」
シュミット「四重奏曲」
シュミット「伝説」
シュトックハウゼン「友情に」
シュルホフ「ホットソナタ」
ジョドロフスキ「Mixtion」
ショルティーノ「異教徒の踊り」
スウェルツ「ウズメの踊り」
スミス「ファンタジア」
ダール「協奏曲」
ダンディ「コラール・ヴァリエ」
チェレプニン「ソナティネ・スポルティヴ」
デクリュック「ソナタ」
ティスネ「アリアージュ」
デザンクロ「四重奏曲」
デザンクロ「プレリュードとカデンツ、フィナーレ」
デニゾフ「五重奏曲」
デニゾフ「ソナタ」
デュボワ「協奏曲」
デュボワ「四重奏曲」
ドーク「協奏曲」
トーク「July」
ドビュッシー「ラプソディ」
トマジ「協奏曲」
トマジ「バラード」
ナイマン「トニーへの歌」
ナイマン「蜜蜂が踊る場所」
野田燎「即興曲」
ハイデン「協奏的幻想曲」
ハイデン「ソナタ」
パスカル「四重奏曲」
パスカル「ソナティネ」
ヒース「アウト・オブ・ザ・クール」
ピエルネ「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」
ヒンデミット「コンチェルトシュトゥック」
フィトキン「STUB」
フィトキン「ハードな妖精」
ブートリー「セレナーデ」
ブートリー「ディヴェルティメント」
フェルド「ソナタ」
フェルドハウス「Grab It!」
フサ「協奏曲」
プラネル「ロマンティック組曲」
フランセ「小四重奏曲」
ボザ「アリア」
ボザ「アンダンテとスケルツォ」
ボザ「コンチェルティーノ」
ボノー「ワルツ形式によるカプリス」
ペック「上昇気流」
ベネット「四重奏曲」
ベネット「スタン・ゲッツのための協奏曲」
ベリオ「セクエンツァIXb」
ベリオ「セクエンツァVIIb」
ベルノー「四重奏曲」
マスランカ「ソナタ」
マスランカ「マウンテン・ロード」
マルタン「バラード」
マルティノン「四重奏とオーケストラのための協奏曲」
ミヨー「スカラムーシュ」
ムチンスキー「ソナタ」
モーリス「プロヴァンスの風景」
吉松隆「サイバーバード協奏曲」
吉松隆「ファジイバード・ソナタ」
ラーション「協奏曲」
ランティエ「アンダンテとスケルツェット」
ランティエ「ユースカルデュナーク」
リヴィエ「グラーヴェとプレスト」
リュエフ「四重奏のためのコンセール」
リュエフ「シャンソンとパスピエ」
リュエフ「ソナタ」
ラクール「四重奏曲」
ロバ「9つのエチュード」
ロバ「ハード」
ロベール「カデンツァ」

2 件のコメント:

mcken さんのコメント...

私も興味があったので、100曲チョイスしてみました。やはり、7割方はkuriさんと同じ曲になりましたが、残りの曲のチョイスがお互いの趣向を反映しているかも(笑

kuri さんのコメント...

フランス・アカデミズムから派生した曲目強し、という感じですね。

私が作成したりストは、良く良く見返してみたら、ケージ、カーター、モロスコ等、アメリカの重要な作曲家が抜けていました。改訂の時にもう一度きっちり資料を調べ直さねばいけませんね。「エスカペイズ」のジョン・ウィリアムズを入れるかどうかも…迷いどころです。

そして、イギリスのいくつかの重要な作品は、やっぱり外せないのです(苦笑)。