今回のサクソフォン・コングレスでは、フランスのストラスブールに拠点を置くテレビ局"Arte TV"が全面協力を行った。各会場にはArte TVのスタッフが出入りし、要所要所をビデオ撮影している様子が見て取れた。
World Streaming Showは、コングレス中最大ともいえるイベントだ。7/12に複数会場を相互接続して行われたイベントである。ストラスブール中心街の広場、Place Kleberを中心として、ストラスブール音楽院、ストラスブール大聖堂、Le Shadok、さらには飛行機の上やドローンからの中継(中継か録画か?)、ニューヨークやリオ・デ・ジャネイロやその他云々…をリアルタイム接続し、ソロ、アンサンブル、サクソフォンオーケストラの演奏、そして演奏のみならず、インタビュー、ビデオアート、パフォーミングアート、愛の告白、果ては相互接続によるリアルタイム・セッションまで、盛りだくさんなのであった。
その様子を記録したビデオが、以下のリンクより全編参照可能だ。
http://concert.arte.tv/fr/world-streaming-show
出演は、SaxOpen Orchestra、ミ・ベモルを中心とする公募の100人のオーケストラ、ヴェルサイユ音楽院&ストラスブール音楽院合同ラージ、Derek Brown、Vincent Duboisほか。
私はPlace Kleberでこのイベントを観ていたが、本当に楽しかった。これまでの人生の中で最も楽しい演奏会であった、と断言できるほどだ。
このようなイベントは、考えたり夢想したりはするかもしれないが、今回こうして実現してしまっていることに驚嘆する。このイベントひとつだけ取っても、準備と本番にどれだけのリソースが必要であるか考えると、ちょっと怖いくらいだ。
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