帰り際に携帯をチェックすると、友人夫妻から赤ちゃんが生まれたとのメール!残業続きでしんどい中、なんだか心が暖かくなったのだった。おめでとうございます!
----------
先週金曜日に伺った演奏会の感想を。
【The 9th Saxcherzet Concert】
出演:冨岡和男、服部吉之、池上政人、岩本伸一、大和田雅洋、宗貞啓ニ、平野公崇、大城正司、成田徹、二宮和弘、大貫比佐志、原博巳、大石将紀、有村純親、松井宏幸、江川良子、國末貞二、貝沼拓実、林田祐和、田村真寛、田中拓也(以上sax)、山田武彦(pf)
日時:2013年5月31日 18:30開演
会場:洗足学園音楽大学前田ホール
プログラム:
W.A.モーツァルト/金井宏光編 - 歌劇"フィガロの結婚"より序曲
林田祐和 - サクソフォン四重奏の為のPassion
啼鵬 - ラプソディ
F.メンデルスゾーン/伊藤康英編 - プレリュードとフーガ 作品35-5
平野公崇・山田武彦 - 即興演奏
G.ガーシュウィン/金井宏光編 - パリのアメリカ人(指揮:池上政人)
G.プッチーニ - トゥーランドットより(アンコール)
N.リムスキー=コルサコフ - 熊蜂の飛行(アンコール)
どうも仕事が忙しく、開演の18:30にはまだ仕事をしていた。楽しみにしていたメンデルスゾーンは聴くことができなかったのだが、なんとか後半から聴けた。さすがに満席とはいかないが、客入りは上々。周りを見渡せば、見知った方々ばかりだった。
平野公崇氏と山田武彦氏の即興演奏は緩急緩急緩急という構成で進んだ。もちろん特殊奏法もふんだんに交えながら、集中旅行の高い音楽がみるみるうちに構築されてゆく。信じられないような瞬間が幾度も聴かれ、とても興奮した。ちょっとくらいは何か打ち合わせて方向性決めているんだろうなあと思っていたのだが、あとからステマネの小川氏に聞いたところによると「本当になにも決めていなかった」とのこと。おっそろしい…。
「パリのアメリカ人」は、独奏でリサイタルを開けるような演奏家が21人集まっただけあって、どの瞬間のフレーズを切り取っても(それがたとえオブリガードであっても、伴奏であっても)素晴らしい音ばかりで、興奮しっぱなしだった。平坦化されてしまうような一般のラージアンサンブルとは一線を画する演奏だ。こういう演奏を聴くと「理想的なラージアンサンブル」という言葉には、多くの可能性があるのではないかと思えてしまう。
アンコールは、冨岡先生、松井氏、山田氏のトリオ。ああ、やっとライヴで聴くことができた!幸福な時間を過ごした。最後はあっさりと「熊蜂の飛行」。
0 件のコメント:
コメントを投稿