2012/10/01

写真で記録しておくことについて

2010年の4月にCanon PowerShot S90を購入して以来、練習や演奏会の様子をカメラで記録している。2012年の4月には念願のレンズ交換式カメラであるSony NEX-5Nを購入し、PowerShot S90は利用停止中。

2つのカメラを合わせてこれまでにおよそ20000枚ほど記録しており、その中には宝物の様な写真からどうでも良い(本当にどうでも良い!)写真までが混在している。

自分でも不思議だったのは、携帯カメラで写真を撮る習慣はほとんどなかったのに、デジタルカメラを買ったとたんに撮るのが楽しくなってしまったことである。わざわざ携帯電話とは別に持って行かなければならないというハンデはあるが、専用機器ならではのレスポンスの良さや高感度性能を始めとする画質の良さがツボにはまったのが大きいだろう。また、NEX-5Nを手にしてからは、レンズを替えることで見える世界が変わってくるという驚きや、シャッターを切るという楽しみがプラスされ、ますます面白くなったのだった。時にはデジカメでお手軽動画を撮ってみたり(とは言え、最近のデジカメの動画機能は凄いのだ)という楽しみも憶えてしまった。

こういった何気ない練習や演奏会をすることが、実はけっこう重要なのではないかなと思えてきた。もちろん音楽をやっているわけだから録音を残すのはもっとも重要だが、写真一枚から、どこで、誰がいて、どんな気持ちで吹いていたのかということをすぐに思い出せるのだ。演奏会の後なんか、あれほど充実した表情はなかなかとらえられるものはない。

うっかり油断すると、過去を振り返ってそこに浸ってしまうので注意…ではあるが(座右の銘として、思い出に浸ることはなるべくやらないようにしている)、それでも記録として写真をきちんと残しておくことと残しておかないことでは、演奏活動をする上で何か大きな差があるのではないかなあ。うまく表現しづらいのだが。

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