サクソフォンのために高難易度な作品を次々と提供しているアメリカの作曲家、Perry Goldstein ペリー・ゴールドシュタイン氏。その作品リストは以下。未だ聴いたことのないものばかりだが、きっとどれも魅力的なのだろうという、作品スタイルのブレなさにこそ魅力があると思う。
About Face (ASax, StrQ)
Against the Grain! (SaxQ)
Blow! (SaxQ)
The Abundant Air (SaxQ, Band)
Filaments of Yesterday (SaxQ)
Fault Lines (ASax, Pf) (SaxQ)
Flex (SaxQ)
Heaven (ASax, Pf)
In Winter Quarters (SaxQ)
Kaleidoscope (ASax, Pf, Cl, Bsn)
Lessons of the Master (SaxQ)
Motherless Child Variations (SaxQ)
Noir (ASax, Va)
Out of Bounds (SaxQ)
Quintet (ASax, StrQ)
Sonata (SSax, Pf)
「Fault Lines」は、アルトサクソフォンとピアノのために書かれた4分程度の作品。1998年、15周年を迎えたアルノ・ボーンカンプ&イヴォ・ヤンセン両氏のデュオに献呈されている。明らかにブルースの影響を受けた和声、その上にビバップの旋律線・リズム遊びが乗る。後年、アウレリア四重奏団のためにサクソフォン四重奏版が制作された。
昨日の田村兄弟の門下生発表会では、このサクソフォン四重奏版をTsukuba Saxophone Quartetのメンバーで演奏した。おそらく日本初演?ではないかな。各パート非常に難易度が高く(特にアルトは難しい)、個人的にもどうしようもない自分のリズム音痴っぷりに苦しめられたが、なんとか一度ステージに乗せることができて良かった。ただし、指定よりもテンポはかなり控えめ。次に演奏するときは、四分音符=120くらいまで上げられれば良いのだが。
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