2012/09/18

Arno Bornkamp plays Milhaud & Adams

ジョン・アダムズ指揮オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、ダリウス・ミヨー「世界の創造」、ストラヴィンスキー「Les noces」、ジョン・アダムズ「シティ・ノワール」。言わずもがな、ミヨーとアダムズにはサクソフォンが含まれているのだが、サクソフォンの演奏はアルノ・ボーンカンプ氏!



「世界の創造」は、もちろんバーンスタイン&デファイエの演奏がトドメだ、という考えは変わらないのだが、特にオーケストラの中における音色の美しさという点では、他の奏者の「世界の創造」録音から群を抜いているものだと思う。ある部分では「デファイエに迫るのではないか?」という響きすら聴こえてくる。

「シティ・ノワール」は、ティモシー・マカリスター氏の独奏でも有名であるが、この演奏がオランダ初演ということになるのだろう。スタンドプレイも交えた驚異的な演奏をご堪能あれ。もし仮に、「シティ・ノワール」が日本で演奏されることになった時、誰がサクソフォンを担当することになるのだろうか。

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