ポラン氏のことについて荒木浩一氏に聞いてからというもの、なんとなくデファイエ四重奏団の演奏を聴き返してみたり、ポラン氏が独奏として参加したヴィラ=ロボス「神秘的六重奏曲」の録音を聴き返してみたりしている。WSC参加以来、現代のサクソフォン録音に偏って聴いていたせいか、逆に新鮮に感じる。「ただここに帰ってくれば良い」という安心感は、デファイエ氏や、デファイエ四重奏団を聴いた時の安心感でしょう(ミュールはちょっと違うかな、と思う)。
何か特別なことをやっているわけではなく、各々が自分の音楽を奏でているだけなのに(そしてアンサンブルはいがいと緩いのに)このように魅力的に聴こえるのはなぜだろうか。奇跡のようなアンサンブルだな。自分が生きているうちに、こんなアンサンブルを生で聴くことはできるのだろうか。
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