2010/11/24

The SAX Vol.44

アルソ出版のサクソフォン専門誌「The SAX」…最近は、比較的ジャズ、フュージョン寄りの記事が多かったのだが、11/25発売のVol.44において、なんとクラシック・サクソフォンに関する特集が組まれている。その名も、「Classic Saxophoneの源流を探る vol.1」。内容は、「私が考えるClassic Sax」「Classic Sax Player偉人伝」「音色を楽しむ名盤&定番アルバム」「"Saxophone Festival"徹底紹介」の4編。

なんと今回、編集部のO様より話を頂戴して「音色を楽しむ名盤&定番アルバム」のセクションを担当させていただいた(3ページくらい)。素晴らしい仕事をいただき、O様はじめ、編集部の皆様に感謝申し上げる次第。「手に入りやすいクラシック・サクソフォンのアルバムを18枚レビューしてほしい」ということだったので、私なりの基準で18枚ピックアップしてみた。どんなアルバムが選ばれているかは…ぜひ雑誌を読んでいただいてのお楽しみということで。改めて眺めると、ちょっと偏った感じを受けるが。

その他のセクションにも注目。特に、「Classic Sax Player偉人伝」は凄い。ミュール、デファイエ、ロンデックスといった歴史的奏者たちについて、そのお弟子さんが師の音楽感、思い出などを語る、というもの。

ミュール→ヘムケ
デファイエ→斎藤広樹
ロンデックス→佐々木雄二
ヘムケ→雲井雅人
ルソー→石渡悠史
阪口新→冨岡和男
大室勇一→須川展也
石渡悠史→北山敦康

という具合。すごい布陣だ。ちなみに、ミュールについては「そうか、来日中のヘムケ氏という手があったか!」と感心してしまった。大室勇一氏についての情報は、存命中のバンドジャーナルなどではともかく、近年ではとても珍しいものではないだろうか。また、今年のサクソフォンフェスティバルについても、貝沼氏が語る企画もなかなか。今から楽しみになってきた。

その他にも魅力的な記事がたくさん。表紙はヘムケ氏だが、そのヘムケ氏の経歴や音楽感を知ることができるロングインタビュー(インタビュアーは雲井雅人氏)など、最近のThe SAXの傾向からすると驚くほどクラシック・サクソフォンに対してページ数が割かれている。

ということで、ぜひ手にとってみてください(^∀^)Amazonでの購入リンクは、こちら→The SAX Vol.44

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