2年前の演奏会で演奏したJacobTVの「Grab It!」と伊藤康英先生の「木星のファンタジー」について、JASRACより演奏料を請求された。
オランダの著作権団体がJacobTV作品の演奏について調査し、JASRACを通じて演奏料を徴収しようとしたことが、事の発端。当該演奏会は入場無料の演奏会であったため、演奏料の支払いについては気にも留めていなかったのだが、入場無料だったとしても、出演者の誰かに対してギャラが支払われた"演奏会(曲ではない)"は徴収の対象となってしまうだとか。その演奏会には、グラズノフ「協奏曲」の独奏者として、またラージの「セント・ポール組曲」と「木星のファンタジー」の演奏者として、松雪先生をお呼びしたため、その部分が引っかかってしまった。
このことについては初めて知った。当時、演奏会に際していろいろと調べたりして漏れがないように押さえていたはずだったのだが、こんなところにミスがあったとは。まったく、無知とは罪なことである。…ということで、だいぶ凹んでしまったのだが、一度失敗したことは繰り返さないようにしないと(まあ、さすがにこんな簡単なことはもう忘れませんヨ…)。
ちなみに徴収された金額だが、2曲合わせて1000円弱、といったところ(請求書が到着していないので、まだ正確には判らない)。比較的お安く済んだのは幸い。
ちょっと疑問を感じる部分もいくつか。例えば、なぜギャラが発生した演奏曲目ではない「Grab It!」になぜ演奏料がかかるのか?とか、なぜ入場者数ベースではなくキャパベースの徴収料金なのか?とか。だが、平日にしか対応できないというし、演奏料もそれほどかからなさそうだということで、疑問を言うだけ言って交渉せずに支払うことにした。中途半端な交渉だと、時間のほうがもったいなく感じてしまう。
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2011/1/3追記:顛末はこちら。
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