
Raymond Loucheur - Concertino (tp, 6cl)
Francis Poulenc - Sonate (cor, tp, tb)
Jean Rivier - Concerto (tp, sax, pf)
Johann Sebastian Bach - Gavotte en rondeau (tp, 6cl)
非常に面白いトランペットの作品集だ。レイモン・ルーシュールという人のオリジナル作品は、トランペットとクラリネット六重奏のために書かれたものだし、プーランクのソナタは金管三重奏のソナタだし(コルを吹いているのはルシアン・テヴェ Lucien Thévetだ!)、最後のバッハも、トランペットとクラリネット六重奏のためにアレンジされてしまってるし…。
リヴィエの「ダブルコンチェルト」は、サクソフォンのマルセル・ミュールに、ピアノはアニー・ダルコ Annie d'Arcoというスペシャルなメンバー構成。当時のフランス器楽界の最高峰を集めたような感じだ。技術云々とか、フランス風の輝かしい音色が云々とか、そのあたりのことはもう当たり前で(我ながらずいぶん耳が肥えたな)リズムや音が引き締まっており、音楽に常に推進力があるような印象。各個人が一流の独奏者というだけでなく、一流の室内楽奏者でもあるのだ。また、楽章によってスタイルが分離されて吹き分けられているのも聴きもの。一番楽しそうなのは、やっぱり第3楽章かなあ。曲に仕掛けられたトラップ、もといユーモアを、技術的にしっかりと表現しているのには舌を巻く。ちょっと急ぎすぎな気もしないでもないが(笑)。
ルーシュールという作曲家の名前は初めて聴いたが(サックスの作品は特に書いていないようだ)、この曲は室内楽的にも精密で破綻のない響きがして、興味深く聴いた。プーランクの「ソナタ」は、テヴェのコルが、コルらしからぬ怪しい動きをしていて面白い。どちらかというと、コルが主体の曲だものな。
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