合わせてみるとテリー・ライリーの「Tread on the Trail」って、実はかなり難しい。たとえば、平野公崇さんのアルバム「Millennium」に収録されているような覇気あふれる演奏は、もともとかなり洗練された技術を持った状態でやってこそ、実現可能なものなのだということを再認識した。ちょっとリズムをさらいなおさないとなあ…
ちらっとだが、J.H.フィオッコの「コンチェルト」をテナーサックスでさらってみている。バロック時代の、小さいながらも洗練された工芸品のような曲で、単純な曲だけれど吹くごとに充実感を感じる。テナーサックス吹きならば、さらっと吹けるようにしておきたい。と、こんなことを書きながら新井靖志さんの「ファンタジア(Meister Music)」を聴くと、意気消沈してしまうんだけど。
----------
(追記)
ところで、フィオッコの「協奏曲」って、特に第1楽章が「フィオッコのアレグロ」として、弦楽器の世界では広く愛奏されているらしい。「G線上のアリア(管弦楽組曲第三番)」とか、バーバーの「アダージョ(弦楽四重奏曲)」みたいなもんかな。そういえば、ラッシャーもまさに「フィオッコのアレグロ」」だけをアルトサクソフォンで演奏しているのだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿