サクソフォンという楽器の黎明期について、かなり多くのエピソードが載せられた書籍、Leon Kochnitzky著「Adolphe Sax and His Saxophone」が、以下のリンクから無料でダウンロードできる。1949年の出版ということで、パブリック・ドメインとして公開されている。
http://www.archive.org/details/AdolpheSaxAndHisSaxophone
(リンク先のページの左隅に、"PDF"というリンクがある)
アメリカのBelgian Government Info Centerというところが出版したベルギーの文化を紹介するシリーズ「Art, Life and Science in Belgium」の一環で、その13巻目として、ベルギーの楽器発明家アドルフ・サックスと彼が発明した楽器についての書籍を作成した、ということのようだ。全50ページ弱。
ここで公開されているのは初版本のスキャン・イメージだが、最終改訂版として4th Editionまで出版されているらしい。4th Editionでは、表紙や装丁が変わっているほか、シガード・ラッシャーのコラムが付属している。しかし、中身としてはこの無料ダウンロード版でも十分すぎるくらいだ。
アドルフ・サックスの生い立ちから、楽器の発明、作曲家とのかかわりなどについて述べられており、特にサクソフォンの黎明期について知りたい向きには、必携の資料だと思う。随所に織り込まれた貴重なイラストや写真も、面白い。
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