つくばでは珍しいサクソフォンの演奏会だった。目崎さんは、武蔵野音楽大学の出身。つくば市の楽器屋さんで教えている関係で、ここでのリサイタルが実現したようだ。
【目崎紫野サクソフォンリサイタル】
出演:目崎紫野(sax.)、荒川由貴(pf.)
日時:2008年9月26日(金)19:00開演
場所:つくばカピオホール
プログラム:
F.シューベルト - アヴェ・マリア
C.ドビュッシー - ラプソディ
加羽沢美濃 - シュヴァルツヴァルト、S・N・S
D.ミヨー - スカラムーシュ
A.リード - バラード
J.ノーレ - フリッソン
R.シューマン - アダージョとアレグロ
クラリネットのような細めの音色とヴィブラートで、「フリッソン」のようなフレーズの応酬が見られる曲では軽々とフレーズをつないでいく。緩徐楽章やバラードでは、もうちょっと音色の変化を聴きたいかな、とも思った。もう少し小さい会場で聴いたら、印象が違ったかもしれない。アンコールが素敵。きちんとしたジャズを学んだ経験があるようで、アメイジング・グレイス~グリーン・スリーヴスのメドレーを絶妙なスタイルで奏でていた。
しかし、つくば市でドビュッシーやノーレのサクソフォン作品を聴く機会が巡ってくるとは、まさか思いもよらなかったことであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿