2008/01/28

ロンデックスコンクール、公式ガイドブック&集計

さて、今日でロンデックスコンクールの話題もおしまいである。ピアノの李早恵さんより、ロンデックス国際コンクールの公式ガイドブックをご好意でお譲り頂いた(李さんはロギーナ氏とともに、コンクールの二次予選で演奏されていたのだ!)。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。

内容は、実行委員サイドの挨拶、審査員紹介、公式ピアニスト紹介、参加者一人ひとりの簡単なプロフィールと選択曲、といったところ。今回のコンクールは、なかなか詳細な公式情報がウェブ上にアップされなかったため、大変貴重な資料である。

夕方に到着してのち、ひたすらデータをまとめていたが、隅々まで眺めることでなかなか面白い事象が見受けられた。たとえば、ドナトーニを選択していた人がいる!とか、テナー一本で一次予選から本選まで戦おうとしていた人がいる!とか、日本以外のアジア勢がたくさん参加しているなー、とか。細かいことまではさすがに書くことができないが、2006年のディナンのときと同じように、統計データを以下のページにまとめたので、もしよろしければご覧ください。

http://www.geocities.jp/kuri_saxo/notes/londeix2008/londeix2008.html

次のロンデックスコンクールは、3年後。ロンデックス氏は、今回のコンクール、そしてコンクールが行われた会場やスタッフのサポートを大変気に入ったようで、氏の所蔵するコレクションの中から、アドルフ・サックス自身の作によるものを含む3本のヴィンテージ・サクソフォンを、会場となったMahidol大学に寄贈したそうだ。

本選でいくつかハプニングは起こったものの、結果的に大変良いコンクールとなったということだそうで。関係者の努力の賜物だろう。3年後を、また楽しみに待ちたいところである。

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