今回はYouTubeではないので貼り付けはできないが、面白い動画を発見したのでリンクを載せておく。
http://www.trinitywallstreet.org/calendar/index.php?event_id=40361
上記リンク先から、Watch Nowをクリックすると観ることができる。オランダのサクソフォーン四重奏団、アムステル・クヮルテット Amstel Quartetの、アメリカの、ニューヨーク・トリニティ教会?での演奏ムービー。演奏曲目は、以下のとおり。
・スヴェーリンク「クロマティック・ファンタジー」
・グラズノフ「サクソフォーン四重奏曲作品109」
・バーバー「アダージョ」
・ナイマン「ピアノ・レッスンより」
アムステル・クヮルテットの面々は、なんと全ての曲を暗譜でこなしている!目玉はやはり、グラズノフの四重奏曲全楽章(!!)。もちろん暗譜によるミスがところどころに散見されるものの、全体を見渡せば技術的な不安はほとんどなく、むしろ一曲の中に見事な構成感を感じ取ることができる。そして、この25分に及ぶ長丁場を、すばらしい集中力で吹ききっている。第3楽章最終部の煽りは、Quatuor Alexandreに匹敵するかも。アマチュアとしては、奏法を確認できるのが嬉しい…って、ソプラノ奏者が循環呼吸を使ってフレーズを繋げているぞ(^^;テナーの最終部のトリルはやっぱり右手使わないと速くできない、とか。
バーバーやスヴェーリンクの作品は、ゆったりとした響きが教会に良く合う。音質がなかなか良いので、とても聴き応えがあるのが嬉しい。最後に配置されたナイマンのおなじみの作品では、曲が始まる前に「ピアノ・レッスン」だと紹介している割に、違う曲(○○○への歌)も顔を出すが、まあご愛敬(^^;;;
うーん、やや話が逸れるが、ここでのグラズノフの演奏、さらに最新アルバム「1 gram of time」には「XAS」や「Rasch」が入っていることから推測すると、やっぱり大阪国際室内楽コンクール狙っていたのかな…と思えてきますな。
※ストリーミングのクオリティを選択できるのだが、私の環境(Firefox)では、Highまでしか選択することができなかった。Internet ExplorerならばUltra Highまで選択できるが、どうやらUltra HighとHighの間に画質・音質の違いはなさそうだ。ちなみに保存したい場合は、GetASFStreamなどを使えば良いと思います。
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(オマケ)
オランダの野外音楽祭?におけるアムステル・クヮルテットの演奏 on YouTube。曲目が重複しているが、こちらは残念ながら抜粋。
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