2010/02/07

筑波大学吹奏楽団打楽器アンサンブルコンサート2010

朝の8時半ころにつくば入りし、10時過ぎから「トリップ・トゥ・スカイ」と「レシテーション・ブック」を中心に四重奏の練習。「レシテーション・ブック」のほうは、全体的に見ればなんとかなっているように見えるが、精度を突き詰めて行けばキリがない。果たして、3月10日までに、どのレベルまでもっていけるだろうか。練習は14:30に切り上げて、打楽器の演奏界に伺った。

【筑波大学吹奏楽団 打楽器アンサンブルコンサート】
日時:2010年2月7日 15:00開演
会場:つくばカピオ ホール(つくばエクスプレスつくば駅下車徒歩7分)
料金:入場無料
プログラム:
~第一部~
Christopher Rouse - KUKAILIMOKU
山澤洋之 - 月迷宮/大神 Moon/Wolf
Carlos Chavez - Toccata
Ney Rosauro - Concerto for Marimba & Percussion Ensemble
~第二部~
Steve Reich - Nagoya Marimba
Christopher Hardy - Red Earth
吉岡孝悦 - Square Dance for 4 Marimbas
藤田崇文 - pk@4
和田薫/藤田崇文 - 犬夜叉 打楽器連歌
~アンコール~
継田和広 - 幻のトレイン(出演者全員による合奏)

最初の2曲は遅刻してしまい聴けず、チャベスの「トッカータ」から聴いた。皮膜楽器のみによって奏でられる緻密で厳格なリズム。技術的なレベルは完全にクリアされており、逆にスイスイ進みすぎて物足りないくらいだ笑(というのは、贅沢な悩みかも)。

第一部最後のマリンバ協奏曲は、客演というわけではなくて、これも打楽器パートのメンバーによる独奏。マリンバのためのこの作品は、これまでにもプロの独奏で吹奏楽版を聴いたことがあったが、本日はパーカッションアンサンブル・バックのバージョン。クラリネットで言えばモーツァルト、サクソフォンで言えばイベールかグラズノフ、といったような、最もスタンダートな作品だが、見事な演奏だった。アマチュアとプロの境界って、なんなんだろうと考えてしまったほどだった。

第二部は、第一曲が「ナゴヤ・マリンバ」!!まさかこれをライヴで聴ける日がくるとは(といっても、この団体は2008年に「ピアノ・フェイズ」をライヴでやっている)。やっぱいい曲ですよね。「レッド・アース」「pk@4」の皮モノでは、身体の奥底に響き渡るような強烈なリズムを堪能し、おなじみ「スクウェア・ダンス」は、演奏だけでなく可愛らしい衣装も楽しんだ(女性4人による演奏で、赤黄緑青4色のシャツと髪留め!)。ほかのアンサンブルの衣装が黒で統一されていたので、一層映えていたなあ。

最後の「犬夜叉」は、"打楽器オーケストラ"という大編成。マレット系楽器をメロディ楽器として、周囲に様々な打楽器がずらりと並ぶ。大きなホールで演奏する際は、マリンバ系の楽器をいくらでも増やせるということなのだろうか。アンコールは、「幻のトレイン」。客席も手拍子で巻き込んだ楽しいアンコールで、ステージ上のみなさんがニコニコ演奏していたのがとても印象的だった。

ダイナミクスの幅の広さや、リズムの正確さ、レパートリーの広さなどは、我々としても見習わなければいけないところだと思った。こういった要素は音楽をやる上での武器になるし、聴衆へのアピール度の点からも、ぜひ身につけておきたいなと思わされる部分だった。

2 件のコメント:

れっどりばー さんのコメント...

演奏会に足を運んでいただき本当にありがとうございます!!

アンコールで演奏させていただいた曲は、継田和広作曲の「幻のトレイン」です。

kuri さんのコメント...

> れっど

どうもお疲れ様でした。お客さんもたくさん入っていて、良い演奏会でしたね~(^^)