2014/08/27

サンドストレム「我がアッサムの龍」

山崎豊子を読み進めている。「大地の子」「二つの祖国」「白い巨塔」に続いて、「沈まぬ太陽」読了。次は「華麗なる一族」。

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ヤン・サンドストレム Jan Sandströmは、スウェーデンの作曲家。ストックホルム王立音楽院で学び、1989年以降Piteå School of Musicの作曲科教授を務める。クリスチャン・リンドベルイが初演した「モーターバイク・オデッセイ(モーターバイク協奏曲とも)」により一躍有名となった。

サクソフォン協奏曲の「My Assam Dragon 我がアッサムの龍」は、サクソフォン奏者ジョン=エドワルド・ケリー John Edward Kellyのために書かれた単一楽章の作品である。Swedish National Concert Instituteからの委嘱により着手、1994年に作曲され、ヘルシンキにおいて1995年に初演された。サクソフォンは、アルティシモ音域を多用した超高難易度のパートだが、全体的な響きは息の長いフレーズと点描的なフレーズ、さらにミニマルなフレーズがアクセントとなり、ありがちな「良くわからない系現代音楽」とは一線を画する内容だ。

レイフ・セーゲルスタム Leif Segerstam指揮、スウェーデン放送交響楽団、さらにケリー氏のコンビにて録音が存在する。「JAN SANDSTROM: MOTORBIKE(Phono Suecia PS-CD87)」ラッシャー派とも評されるケリー氏の演奏は、ややこもりがちながらも高純度の音色と確実なテクニックで魅せる。


以下は、2012年のサクソフォン・コングレスでの演奏。演奏はGiles-Ames Duo。作曲家に許可を得てピアノリダクション版を制作したそうだ。

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