サクソフォン交流会の録音の整備終わった\(^o^)/送付は他の事務局メンバーにお任せ。
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交流会の次の日に伺った演奏会。TSQの12月の演奏会チラシも挟み込んだぞ。
【サクソフォーンアンサンブルの会 第30回演奏会】
出演:サクソフォーンアンサンブルの会、原博巳(客演sax)
日時:2014年6月29日(日曜)14:00開演
会場:牛込箪笥区民ホール
プログラム:
H.ヴィラ=ロボス/圓田勇一「ブラジル風バッハ第一番」
H.ヴィラ=ロボス/新実信夫「ファンタジア」
坂井貴祐「アリオーソとトッカータ」
光田健一「サクソフォン五重奏のための抒情組曲"エウロパ"」
福島弘和「アンティフォナ」
J.ノレ「気まぐれな組曲」
C.M.シェーンベルク/新実信夫「レ・ミゼラブル」
J.マヌーキアン/新実信夫「アルメニアン組曲」
A.I.ハチャトゥリアン「剣の舞」+α
開演前にチラシを挟み込み、空いた時間でUさんとともに近くの"くるり"というラーメン屋さんへ。美味!そしてボリュームも!
プログラム冊子には、「第30回演奏会に寄せて」とのことで、石渡悠史先生、宗貞啓二先生のコメントが掲載されていた。ななな、なんと豪華な。…と思ったのだが、サクソフォンアンサンブルの先駆け的存在(第1回演奏会は、なんと1978年!私は生まれてすらいない)として日本のサクソフォン界の一端を支えてきた存在であることに間違いはなく、諸先生方がコメントするのもある意味当然と言えば当然なのだなあと思い直した。それだけ、大きな存在なのである。
驚くべきことは、単純に名や歴史ばかりではなくて、技術的・音楽的に素晴らしい演奏会を開く、というところだ。おそらく実質的なコアメンバー(だと推察する)JION Saxophone Quartetの面々を筆頭に、アマチュアながら強力な布陣が揃う。
最初のH.ヴィラ=ロボス/圓田勇一編「ブラジル風バッハ第一番」を聴くことができたのは、僥倖であった。第1回の演奏会にけるメイン曲が、30回という節目において冒頭に演奏されることの大きな意義を感じた。簡単な曲ではないが、第3楽章の怒涛の音符の並びに至るまできっちりと、迫力満点の演奏である。ちなみに、原博巳さんはアルトの3rdを担当、随所で凄い仕事をしていたのも印象的。その原さんをソリストに迎え、ヴィラ=ロボスつながりで「ファンタジア」。原さんのソロは、いつものどんな大人数を従えたとしても負けないパワーと、さらに今回は自由闊達な歌い方が印象的であった。もっとカッチリ決めてくると思いきや、意外というか嬉しい誤算というか。
第2部は、聴きやすい小編成の作品が並ぶ。SATTBという編成の「エウロパ」なる作品の楽しさに気付くことができたのは収穫であった。この作品、TKWOのサクソフォンパートを中心に結成された「Colors」なるユニットのために書かれた作品とのこと。CDを買ってみようと思っている。また、ジェローム・ノレの「トカデ(気まぐれな組曲)」は、JION Saxophone Quartetのメンバーにより演奏され、パーカッションの高田亮氏をゲストに迎えていた。第1~4楽章を見事に駆け抜け、最後は大喝采。私も演奏したことがあるためその難しさは重々承知しており、今回の演奏には舌を巻いた。
最後は、シェーンベルグ「レ・ミゼラブル」とマヌーキアン「アルメニアン組曲」。いずれもN実さんのスペシャルアレンジである。「アルメニアン組曲」という作品は初めて知ったのだが(なんとNMLにも見つけられない)、非常に面白い内容だ。アルメニア民謡的な響きとともに、やや現代的な響きバランス良く同居しており、何かのきっかけに人気が出そうな…こんなに知られていないのは不思議。5楽章から成る作品だが、最後まで熱演であった。
アンコールは、アルメニアつながりでハチャトゥリアン「剣の舞」に、某吹奏楽のアルメニアっぽい曲(笑)を組み込んだスペシャル・ピース。面白かった!
会場を出るといつのまにやら大雨。
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