2011/10/07

"寿大学"プログラム考

昨日の寿大学の演奏、どんなプログラミングにすべきかというところを考えるのが大きな課題だった。65歳以上の方限定ということで、"サクソフォックス"シリーズから有名な2曲を選び(「浪花節だよ人生は」と「長崎は今日も雨だった」)、こんなときの鉄板である「四季メドレー」まではあっさり決まったのだが、そこからが大変だった。

まずはオープニング。今回は最終的にサキソフォックスの「こぎつね」を選んだが、もしかしたら「茶摘みによるディヴェルティメント」なども候補としていた。楽譜の入手が遅れたのが痛かった。昭和のポップスは、もう1曲くらいあっても良かったかもしれない。「上を向いて歩こう」のサクソフォン四重奏譜があると知って、出版社まで教えてもらって探したのだが、結局見つけることができなかったのだ。

楽器紹介は、以前聴いたQuatuor Bの演奏会でのステージングを少し参考にさせてもらった。最後に4本の音高の違いを感じてもらうために音階を繋げて吹くところなど、そのまま丸パクリである。話が飛ぶが、さらう時間が十分あれば、やはりQuatuor Bにヒントを得た、ジュークボックス的企画も面白いかも。JSAの民謡楽譜は実に出来が良いため、そちらをジュークボックス的にかけてみるのもアリだなあ。

ひとつポリシーとして、「ぜったい知らない曲、だけどテンションが高い、集中力が高い」というような曲が1つくらいあっても良いじゃない、というところは昔から持っている。知らない曲だとしても、綿密にアンサンブルを合わせて仕上げた演奏から受ける印象は、ライトなポップスを立て続けに演奏するよりはずっと良いだろう…と考えている。今回、ラヴェル「弦楽四重奏曲」と、ピアソラの「乾杯」がその役割だったと思うのだが、これらの曲もまだまだ練習中であるため、まだまだその役割には到達できなかった。

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