現在作成が進行しているという、田中靖人さんのアルバムが気になる!なんと、プロデューサーがジョン・ハール!→http://yaplog.jp/tanakayasuto/archive/1068
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以前こんな記事を書いた。ボーンカンプ氏が、自身の公式ウェブサイトでソロCD録音を無料配布していたのだ。しかも「Hot Sonate!」「Sonata for the Stringed Instrument: Brahms, Franck, Schumann」という超名盤2枚ということで、各所で話題になったのだが、なんとさらに3枚が追加された。
http://www.arnobornkamp.nl/uk/discografie.html
今回追加されたのは、「Saxophone Sonatas」「Reed my mind」「Adolphe Sax Revisited」という、これまた強烈な3枚。クラシックのサクソフォン吹きだったら、どれも一度は聴いておきたいアルバムばかりだ。以下、簡単な内容の解説と、聴きどころを書いておく。
「Saxophone Sonatas(GLOBE)」…おそらく20代に録音された、サクソフォン・ソロの代表曲集。最初のクレストンから、鮮烈な音色が響く!若さ故の癖のようなものもやや感じられるが、これより5年前に録音されたジョン・ハールの盤ほどではない。ボーンカンプ氏の基本盤として、ぜひおさえておきたいCD。
「Reed My Mind(BVHAAST)」…まず、レーベルがBVHAASTだというところからワクワクしてしまう(爆)。アルトサックスとテナーサックスで演奏される、無伴奏現代作品集。ベリオの「セクエンツァIXb」やシュトックハウゼン「友情に(めずらしくアルトで演奏されている)」といったメジャーどころから、めったに聴く機会のないメファノ「Periple」や野田燎「即興曲」全曲版まで。しかし何と言っても最強なのは、クリスチャン・ロバ「ハード」の演奏。これを聴かずして、無伴奏を語るなかれ。
「Adolphe Sax Revisited(Ottave)」…アドルフ・サックス自身が制作した楽器と、19世紀に制作されたピアノのコンビによる演奏。演奏されている作品も、サクソフォン黎明期の貴重な作品ばかり。聴いて楽しむのもアリだが、どちらかというと研究向きかな。
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