今年のコンセプトは、なめら~かポップス!!…というわけで、サクソフォン・アンサンブル なめら~かの演奏会を聴くためにみなとみらいへと伺った。これまで2、3回ほどなめら~かさんの演奏会を聴いている身としては、どんな演奏会になるか想像できず、その意外性がどのようにさばかれるのかも楽しみにしていた。
【サクソフォン・アンサンブル なめら~か第11回定期演奏会~NAMERAKA POPS~】
出演:サクソフォン・アンサンブル なめら~か
日時:2011年10月22日(土曜)19:00開演
会場:横浜みなとみらいホール・小ホール
プログラム:
大野克夫 - 「名探偵コナン」テーマ
L.バーンスタイン - ウェスト・サイド・ストーリーより
C.コリア - スペイン
R.ロジャース - マイ・フェイバリット・シングス
鳥山雄司 - ソング・オブ・ライフ
J.ウィリアムズ - スターウォーズより
一発目は、サキソフォックスシリーズから「名探偵コナン」。Thunderさんや佐場野さんがコナン吹くなんて、ちょっと感動的なくらいレアな機会だと思うが(笑)、これがびっくりするほどのハイ・テンション!!一曲目から素敵な"つかみ"で、観客席も沸いた。二曲目は「ウェストサイドストーリー」。物語を考慮すると順不同になるが、4曲目(終曲)として、「クラプキ警部」が置かれており、まるでハイドンの室内交響曲でも聴いている気分。音を追っていくと、まぎれもなきバーンスタインの音楽であり、天才的な筆致を楽しんだ。小編成だと音の輪郭を追いやすい…。
三曲目に、本多俊之編「スペイン」。もちろんあの超絶受け渡しもしっかりと演奏され、曲が終わった後など近くにいた方が「すごい」を連発していたのが思い出される。この曲を聴く楽しみのひとつに、ソプラノ二本の性格の違いがあるが、Jさん&けこっつさんという布陣で、これまた面白い。Jさんのソロは、リアルにアドリブだったのだろうか?前半最後が「マイ・フェイバリット・シングス」で、コナンと同じメンバーでの演奏。私自身も、これまでに何度も本番に乗せたことのある曲だが、今回の解釈は大いに参考にしたい!!evenとswingをいかに切り替え、どのようなテンポで全体の印象を作り上げていくのか…etc.
後半は、「song of life」がさりげなく演奏されたあと、メインプロの「スターウォーズ」。交流会のときも聴いたが、あんなもんじゃないほどにパワーアップ!!ここまで演奏されてしまうとぐうの音も出ない。まるで、四楽章形式のアレグロ~アダージオ~スケルツォ(まあ、今回はマーチだったけど)~アレグロと続く、壮大な交響曲の様相を呈していた。最初の曲では、まさにオープニングというだけあって、おなじみの主題が次から次へと顔を出す、"スペース・オペラ"の序曲。2曲目は、もう今日一番の演奏だったかもしれない。美しい各奏者のソロと、ドラマティックな構成に鳥肌が立つ。後半の2曲は、大人数と音域の広さを生かして、まるでオーケストラのような色彩感だった。
アンコールは、おなじみ「○ンダー○ード」。
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