2011/06/23

フィル・ウッズ関連楽譜の版の違い

フィル・ウッズ Phil Woodsが手がけたサクソフォン作品はヴィクター・モロスコに献呈された「アルトサクソフォンとピアノのためのソナタ」とニューヨーク・サクソフォン四重奏団に献呈された「3つの即興曲」である。いずれの2作品も非常に完成度が高く、また人気が高いことは周知のとおり。

かつて、Kendor Musicから出版されていた楽譜が、様々なCDなどで聴くことのできる版。Kendor Musicの楽譜については現在絶版となり、Advance Musicへと移籍しているのだが、いずれも改訂されているのだ。いずれも元の楽譜にプラスしてフレーズが付け加えられており、改訂前のイメージでで聴き始めると、驚きだろう。個人的には、改訂前の版のほうがコンパクトにまとまっていて、より良いと思っているのだが…?

ということで、今買うことのできる版は、CD等々で多く聴くことのできる版とは違う、という話だった。楽譜を購入される方はご注意のほど。私は、幸いなことに、両作品ともKendor Musicの版を手元に持っている。改訂前の楽譜、復刻されないかなあ。

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