昨年はサクソフォン交流会の時にご案内いただいたのだが伺えず、今回が初めてだった。東京の著名なサクソフォンアンサンブルのひとつである、ザッツ・サクソフォン・フィルハーモニー(以下、ザッツさん)の定期演奏会である。
【ザッツ・サクソフォン・フィルハーモニー第8回定期演奏会】
出演:近藤久敦(cond)、ザッツ・サクソフォン・フィルハーモニー
日時:2011年4月16日 18:00開演
会場:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホール
プログラム:
G.ロッシーニ - "セビリアの理髪師"序曲
N.リムスキー=コルサコフ - スペイン奇想曲
E.シャブリエ - 狂詩曲"スペイン"
M.デ=ファリャ - バレエ音楽"三角帽子"より
アンコール
I.アルベニス - セヴィリャ
もう一曲は曲名分からず
直前まで練習があり、少し遅れてロッシーニの最中に到着。第2回サクソフォン交流会でのザッツさんの演奏曲目も、ロッシーニだったような(書いていいのかな^^;)。ということで、リムスキー=コルサコフの名曲「スペイン奇想曲」から聴くことができた。
大きいホールを満たす、非常に美しい響き。そういえば昨年の演奏会のライヴ録音(「序曲"ルスランとリュドミラ"」)をザッツさんのブログリンク先で聴くことができるが、まさにこんな感じ。しばしば大編成のサクソフォンアンサンブルで聴かれる、大音量に任せた…といったサウンドとは対極に位置するもので、あまりサクソフォンの集合体を聴いている、という感じがしない。ソプラノの寺田さんを始めとした各ソロも見事だし、とても驚きながらリムスキー=コルサコフを聴き終えることができた。指揮者に近藤久敦氏を迎えていることが一因なのかなあ。いや、それにしても。
後半も良かった。特に「That's スペシャルミュージックストーリー」と題されたファリャの「三角帽子」は、脚本朗読を挟みながら音楽が進行していくというもので、恥ずかしながらこれまでほとんど「三角帽子」のあらすじを知らなかった私も、とても楽しめた。ストーリーテラーは田辺政美さんという名前だが、プロの方かなあ?また、これまた高難易度の曲であることは言うまでもないが、音楽の方も素晴らしかった。怒涛とも言える「終幕の踊り」に唖然。
アンコールは、アルベニスの「セヴィリャ」。おお、これは理髪師に掛けたのだな!(笑)ニヤニヤしてしまった。
ザッツさんは、2週間後の第2回サクソフォン交流会にも参加予定である。ご一緒できるのがたのしみだ。
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