ドルチェ楽器で見つけたチラシの演奏会が、大変に面白そうなのでご紹介したい。現在、須川展也氏、平野公崇氏、雲井雅人氏らに師事すべく来日中のサクソフォン奏者、ジョナサン・ウィントリンハム Jonathan Wintringham氏が、8/12に国内でリサイタルを開くそうだ。
【Musical Trends in America】
出演:Jonathan Wintringham(sax.), Michael Djupstrom(pf.), 雲井雅人サックス四重奏団, 坂東邦宣, 蓼沼雅紀(以上sax.), 高木和弘(vn.)
日時:2009年8月12日 19:00開演
会場:台東区ミレニアムホール
料金:1000円(全席自由)
プログラム:
- W.G.スティル William Grant Still - ロマンス Romance
- W.オルブライト William Albright - ソナタより Mov.2 from Sonata
- J.A.レノン John Anthony Lennon - Distances within Me(日本初演)
- E.ダール Ellwood Derr - 8重奏のためのパッサカリア Passacaglia(日本初演)
- M.ジャプストロム Michael Djupstrom - ワリマイ Walimai(日本初演)
- E.チェンバース Evan Chambers - Come Down Heavy!(日本初演)
お問い合わせ:03-5909-1771(ドルチェ楽器)
ウィントリンハム氏は、アリゾナ州立大学でティモシー・マカリスター Timothy McAllister氏への師事経験があり、スタンダードなレパートリーのみならず同時代の作曲家の作品についても幅広い見識をお持ちのようだ。そのプロフィールどおり、この日本初演が4つというプログラム!私もほとんど聴いたことがないが、おそらくどれもが面白い作品なのだろう。
たとえば「カム・ダウン・ヘヴィ!」、これはカイル・ホーチ Kyle Horch氏のアルバムでも有名なアメリカ産の名曲(サックス、ヴァイオリン、ピアノという編成)の一つで、これをライヴで聴けるとは、大変まれな機会であると思う。「ワリマイ」という曲のタイトルは、なんだか不思議な感じだが、これは良く見れば今回のリサイタルの、ピアニストの作品ではないか!
エルウッド・ダールの曲で共演特別ゲストのサックス陣も豪華で、大変充実した演奏会になりそうである。私はあいにく長野の実家に戻っているため、伺うことができないが、東京近郊にいらっしゃる方々には強くオススメしたい演奏会である。まず、ウィントリンハム氏の実力については、公式ページのサウンドページをぜひどうぞ。「クロノス」を始め、なんだか笑ってしまうほどすごい演奏ばかりだ。
4 件のコメント:
これはおもしろそうですね。仕事が落ち着いていれば(苦笑)ぜひ行ってみたいです。特にカム・ダウン・ヘヴィーは楽しみ! それにしても、ディスタンセズ・ウィズィン・ミーが日本初演ですか。アメリカではかなり実演されてるレパートリーのはずですが。
> mckenさん
私も行きたかったですー(T_T)ああ、カム・ダウン・ヘヴィ…。
そして、実はDistances within Meも聴いたことないのです。何かのCDに入っている、ということは知っているのですが。オルブライトのソナタは、チラシを見た感じ第2楽章「La folia nuova」だけのようですが、ぜひ全楽章演奏してほしかったです。
アメリカやフランスやイギリスのサックス、知っているようで知らないことがたくさんあるのだなあと感じました。
ワリマリ、今日聴くことが出来ました。
浜松のアカデミーに、ピアニスト帯同でご参加中
でしたよ。(^^
>mckenさん
是非行くべし!、です。(^^
> 京青さん
ほんとですか!それはすごいです…。
8/12は実家におりまして、ちょっと聴きには行けなさそうです。残念。
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