CD-Rのバックアップについては、これまでも何度か書いてきたが、改めて少し話題にしてみたい。
つい3日ほど前、ふととあるCD-Rを再生してみたところ、後半のトラックに進むにつれてものすごい音飛びを頻発し、再生できなくなってしまった。幸い、ただ単に手持ちの複数のCDのトラックを抜き出し、ベスト盤的に集めただけのものだったので、例えば何か貴重な音源が聴けなくなった等のクリティカルな影響はなかったのだが、ちょっと怖くなった。
やはり、PCを使用して記録したCD-Rの寿命は2年はないと考えたほうが良いのだろう。また、CD-R録音機を使ったものも、さすがに永久に読み込み可能とは考えられないわけで、やはり手遅れになる前にきちんとしたバックアップをとっておくべきなのだと思う。
このあたりはデジタルデータの負の部分である。アナログの、たとえばLPやSPなどは、いくら傷がついても再生することはできるし、もとの音を認識することもできるが、デジタルの場合はある程度以上のエラーが起こると、データをまったく読み込めなくなってしまうのだ。テレビでもそうでしょ。アナログならば、ある程度まではノイズが乗りつつ観ることができるが、地デジとなるととたんに疑似砂嵐になってしまうからなあ。
さて、私のCD-Rバックアップだが、木下直人さんやあかいけさんから頂戴したCD-R(40年先まで保管し、次の世代に手渡したい)については、記録されたデータをできる限り忠実にリッピングして、ハードディスクに記録している。これで、オリジナルとハードディスク上のコピーデータ、2つのデータとなり、CD-Rのエラーに備えている。さらにそのデータを実家のPC(地理的に遠隔地に位置する)にも放り込んで、ハードディスクのクラッシュと万が一の地震などにおいても、データが残るようにしている。
理想は、Googleのような堅牢なデータセンター上にデータを飛ばしておくことなのだが…。さすがに現在では、何百Gbytesというデータを無料で保持してくれるサービスなどあるはずもなく、自分のデータは自分で守るしかないのだ。
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