Yahoo!オークションで落札した、福田進一&フェルナンデスのアルバム「アトム・ハーツ・クラブ・デュオ(DENON COCQ-83079)」を聴いた。
吉松隆氏の「アトム・ハーツ・クラブ・デュオ」が入っているということで、以前から気になっていたが、どうやらいつの間にか廃盤になっていた模様。慌ててインターネットを使って探し、2000円弱で落札。クラシック・ギターのCDを買うなんて、もちろん初めての経験だ。
吉松作品以外に、ロッシーニ「どろぼうかささぎ」のデュオ版編曲(そんなのあるんだ!)、ロドリーゴのオリジナル組曲、アルベニスの小品から武満まで、かなりごちゃまぜの選曲。この「なんでもアリ」こそがこのアルバム最大のコンセプトであり、それに乗じて演奏までも楽しい雰囲気に仕上がっている。
クラシック・ギター演奏を聴く初心者としては、気楽に聴けてとても嬉しい。休日の昼下がりに、美しいギターの音色にのせて、19世紀から現代までの珠玉のメロディがスピーカーから流れてくる…なんて、ちょっと贅沢な時間ではないだろうかね。
落ち着いた雰囲気も、乱痴気騒ぎも…ギターという楽器の表現力には驚き。拡張奏法(ボトル・ネック)も、かなりウケます。アゴーギクの変化が多いのは、気心知れた二人のデュオだからなのかどうなのか、弾き飛ばされている部分がたくさん。ギターって譜面の再現に関してはこんなもんなのかな、それとも奏者のクセ?
吉松隆「アトム・ハーツ・クラブ・シリーズ」については、また今度。
2 件のコメント:
すみません、とっても前の記事なんですけど…
え、このCDってもぅ廃版なんですか!?アトムハーツクラブデュオ…!!
吉松さんの好きなので狙ってたんですけどねー… だいぶん遅かった。。。(T_T)
> Kei.Kさん
ちょっとわかりませんが、廃盤のような雰囲気ですね。amazonでは中古が10000円くらいで出ているようです。
アトムハーツに限っては、今聴いてみるとあまりお勧めはしません。個人的には、モルゴーアやトルヴェールの演奏のほうが、面白いと思っています。やっぱこの曲の演奏は、モルゴーアでキマリ!ですね。
ギターデュオ版の楽譜は、たしか2000円くらいで買えたはずです。
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