レスピーギの「ローマ三部作」に関するエントリの続き。
やっぱり、「ローマ」の演奏を聴くときはトスカニーニ指揮のNBC交響楽団の演奏(BMG)かなぁと思う。実家のCD棚には父が何枚か集めたクラシックのCDがあるのだが、その中にトスカニーニ指揮の「ローマ三部作」や、メンデルスゾーン「イタリア」などが昔からあったのだ。
で、実は大学に入るまでほとんど聴かなくて、印象にも残っていなかったのだが、たまたま何かの拍子で「ローマ」の演奏を聴きたくなって、そういえば実家にあったなぁなんて思い出して、休みで帰ったときにこちらに持ってきてしまった次第(笑)。あ、思い出した、M先生と飲んで話していたときに次回の自由曲の話題が出て、それで話が盛り上がったんだ。
いやー改めて聴くと、これはすごい。祭の最終楽章「主顕祭」なんて、弦は洪水のようだし管は鳴らしまくるし(なんだあのトランペット)打楽器は派手だし…そんなオーケストラをものともせずぐいぐいテンポを引っ張るトスカニーニって感じで、テンション最高潮の演奏。最終部で倍テンポにしたのはトスカニーニの意図なのか見落としなのか、しかしまたそれがカッコイイ。
1940年代のモノラル録音が気になる人もいるけれど、復刻モノでも気にせず聴いてしまう自分にとっては全く気にならないしなぁ。デュトワ×モントリオール響の「噴水」に聴かれるような「華麗」といった演奏とは程遠いものだけれど、ローマ三部作の、特に「祭」にはやっぱりこんな豪快演奏が似合うと思う。
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