ジョン・ハールのアルバム「エレジー~スタン・ゲッツに捧ぐ」のライナーノーツに載ってた文。
「木管楽器と金管楽器を無理やり結婚させるという、どこか悪魔的なたくらみとさえいいたくなるこの楽器がすら感じさせるこの楽器が…」。
へえ、なるほどそういう言い回しは初めて。ふつうは「木管楽器の音色と金管楽器の豊かな音量を併せ持ち両者間の音のブレンドを目指して開発された」とかだもんね。新鮮だな。「悪魔的」ですかい。
しかしハールは巧いな。ハールをサクソフォーン奏者として好きという人に、まだ一度も会ったことがないのだけど私はかなり好きだな。もしかして技巧レベルは世界で3本の指に入るくらいじゃないか?イベールの超々ハイトーンカデンツァとか(イベールのカデンツァと言えばブランフォード・マルサリスのも凄いよなあ…いかん話がズレた)「野兎狩り」での即興演奏対決とか、私の中ではなんかやたらとスーパーマンなイメージが強い。いくら難しいことやっても全く音色が変わらないことにえらく驚き。このアルバムでも名人芸全開。
今年初めに某中古CDショップの通販で手に入れたのだが、「見本品」の文字が…い、いいのか?貸与管理番号までついてるし。
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