6/24は、マルセル・ミュール氏の誕生日。1日過ぎてしまったが、ミュール氏ネタを1点。
その昔、このブログでもさらっと話題にしたことがあったが、Michelangelo Antonioni監督の映画「Cronaca di un Amore(1950年)」において、BGMの演奏をマルセル・ミュール氏が担当している。
私は、全編が収録されたDVD(ただし、海外版なので観ても内容がさっぱり)を持っているが、随所で表れるサクソフォンの演奏は感動的だ。まるで、1930年代録音のイベールが蘇ったかのような、圧倒的なヴィルトゥオーゾ・スタイルの演奏から、イタリア映画にピッタリの甘くとろけるような音色まで、ミュール氏の妙技と音楽性を堪能することができる。このレコーディングについては、ポラン氏にインタビューした時にも、少しだけ聞くことができた。ポラン氏曰く「イタリアに招聘されてレコーディングを始めたが、なんと全てワンテイクで録り終えてしまった」とのことだ。
YouTubeに予告編がアップされており、BGMとしてちょうどオープニングの音楽があてられている。ご存知ない方はぜひ一聴を。
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