いろいろと書くことが溜まっているのだが、日付順に。
マスタークラスの記事の続き。
【ケネス・チェ スペシャルコンサート】
出演:ケネス・チェ(sax)、羽石道代(pf)
日時:2015年11月20日(金)18:00開演
会場:東京藝術大学第二ホール
プログラム:
David Froom - Before the Dawn
Luis Serrano Alarcon - Tres Preludios Mestizos
Piet Swerts - Paganini Capriccio
David Froomの「Before the Dawn」は、ゆったりとしたテンポ、美しい響きが印象的な作品。チェ氏はMCで、「ドビュッシーのようだ」と言っていたが、そのコメントはぴったりのような気がする。AlarconとSwertsの作品は、先のコングレスのチェ氏のステージで聴いた(その時のピアノはPiet Swerts氏だった)。目の回るような、圧倒される作品。
いずれの作品においても、無理のない鳴らし方と美しい音色で魅了する。やっていることは凄いのに、とてもスラスラと吹くものだから、とても心地よく聴くことができる。これは、録音等を聴いても同じ印象だ。類まれな奏者であるなあと、再認識したのだった。
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