2014/11/07

6th Dinant Competition (2014): 本選出場者の簡単な経歴、選択曲、スケジュール

第6回アドルフ・サックス国際コンクール(ディナン) The 6th Adolphe Sax International Competition 2014の本選出場者の経歴、選択曲。

Takuya Tanaka 田中拓也, Japan

東京芸術大学大学院修士課程在学中。第25回日本管打楽器コンクール第1位並びに特別大賞受賞。ブルー・オーロラ・サクソフォン・カルテットのメンバーとして活動。現在は、洗足学園音楽大学講師。サクソフォンを、冨岡和男、平野公崇、原博巳の各氏に師事。

Kohei Ueno 上野耕平, Japan

東京芸術大学学士課程在学中。第28回日本管打楽器コンクール第1位並びに特別大賞受賞。NHK-FM名曲リサイタル出演、題名のない音楽会出演など、メディアへの露出も多い。2014年10月、ファーストアルバム「アドルフに告ぐ」。サクソフォンを、鶴飼奈民、須川展也、原博巳の各氏に師事。

Nikita Zimin, Russia

グネーシン音楽学校でマルガリータ・シャポシュニコワ教授に師事、パリ国立高等音楽院でクロード・ドゥラングル教授に師事し、修士課程を卒業(修士リサイタルではサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」を吹き、居並ぶ聴衆を圧倒した。)。ロストロポーヴィチ財団より奨学金を得る。第5回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて第2位受賞。そのほか、数々の国際コンクールで入賞しまくっている。オーケストラとの共演も多数。YouTubeに動画・録音がアップされてまくっているので、そのロシアの雄大な大地を思わせるようなスケールの大きな演奏を耳にされた方も多いはず。

Nicolas Arsenijevic, France

サン=モール音楽院でニコラ・プロスト氏に師事、セルジー・ポントワーズ音楽院でジャン=イヴ・フルモー氏に師事、パリ区立13区音楽院でクリスチャン・ヴィルトゥ氏に師事。その後、パリ国立高等音楽院に入学した。ナント国際コンクール、ギャップ・ユーロピアンコンクール等で入賞。現在は、Conservatoire à Rayonnement Communal in Vincennesの講師。けっこう前からこの方の名前は存じている。というのも、まだニコラ氏がパリ13区音楽院の学生であった際に、大西智氏さんから「超おすすめの奏者!」というような触れ込みで、ニコラ氏が吹くサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」の録音を送ってもらったのだ。その上手さに飛び上るほど驚き、いつか大物になると思っていたところ、あれよあれよという間にパリ国立高等音楽院に入学、そして今回のコンクールでもファイナルへと残った。

Guillaume Berceau, France

Rayonnement音楽院でEric Devallon氏に師事、Toulouse音楽院でPhilippe Lecocq氏に師事。続いて、パリ国立高等音楽院に入学し、クロード・ドゥラングル教授に師事した。ナント国際コンクール、ギャップ・ユーロピアンコンクール、UFAM国際コンクールで入賞。いくつかの音楽院で、講師として活動中。Nicolas Arsenijevic氏とも親交があるようで、LE RESTAURANTという、テアトル・ミュージックの企画に出演していたようだ。

Asya Fateyeva, Germany

Simferopol Schoolを経て、グネーシン音楽学校でマルガリータ・シャポシュニコワ教授に師事した。その後、ドイツのHochschule fur Musik und Tanz in Cologneでダニエル・ゴーティエ氏に師事、続いてリヨン国立音楽院でジャン=ドニ・ミシャ氏に師事した。キエフ、モスクワ、ハンブルク、ニュルンベルク、ギャップにおけるコンクールで入賞経験がある。オーケストラとの共演も数多い。これまでのアドルフ・サックス国際コンクールの中で、女性としてファイナルに残った初めての奏者となる。

本選においては、各奏者は次の曲を吹かなければならない。

課題曲:
Jan van der Roost - Images(コンクールのために書かれた新作)

選択曲(下記リストから1曲選択):
Chant des Ténèbres by Thierry Escaich
Concerto, Op. 14, by Lars-Erik Larsson
Fantasia by Heitor Villa-Lobos
Ostinati by Frédéric Devreese
Rhapsody for Alto Saxophone by André Waignein
Shams by Jean-Denis Michat

本選出場者の選択曲とスケジュール(現地時間CET)は、下記の通りである。ラーション祭りだ!(笑)

11/7
Takuya Tanaka, Lars Erik Larsson - Konsert, 20:05
Kohei Ueno, Lars Erik Larsson - Konsert, 20:50
Nikita Zimin, Lars Erik Larsson - Konsert, 21:35

11/8
Nicolas Arsenijevic, Lars Erik Larsson - Konsert, 20:05
Guillaume Berceau, Lars Erik Larsson - Konsert, 20:50
Asya Fateyeva, Jean Denis Michat - Shams, 21:35

(1014/11/08 23:19修正)
本選は中継がないので、ご注意を。2日目のみ中継されるそうだ。1日目は録画のアップを待ちましょう。

0 件のコメント: