Tsukuba Saxophone Quartet 5/18の演奏曲目について、その4。演奏会の詳細は下記リンク先から(ぜひお越しください!)。
http://kurisaxo.blogspot.jp/2013/04/tsukubasq518.html
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啼鵬氏によるこのアレンジは、ある世代以上のサックス吹きにとってはおなじみであろう。トルヴェール・クヮルテットのアルバム「トルヴェールの四季(東芝EMI TOCE-9955)」に、「トルヴェールの四季」とともにカップリングとして収録されてたのが「このブエノスアイレスの春・夏・秋・冬」である。サクソフォン四重奏とピアノのために書かれており、サクソフォンのトップはソプラノとアルト持ち替えという編成。
高校の時に、2番目に買っ(てもらっ)たサクソフォンのアルバムが、これだった。今思うと異常なほど、ひたすら聴き返していたっけなあ。勢い余って夏と秋の楽譜をレンタルしてもらって、吹奏楽部の暇な時間に音を出していたことを思い出す。全然吹けなかったけど。全曲吹く機会が巡ってきたのは、2008年のEnsemble TXの演奏会でのこと。この時の演奏はけっこう上手く行った覚えがあるのだが、実際どうだったかなあ(録音は紛失…)。昨年には、Tsukuba Saxophone Quartetで、大宅裕さんとともに在ベルギー日本国大使館で演奏したが、かなり好意を持って受け止められたようだ。今回、個人的には3回目の演奏となる。
このアレンジの素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。その辺の"ピアソラ作品のアレンジ"が尻尾を巻いて逃げ出すほど、濃密に、かつ愛を持って書かれたアレンジだ。ソロが妙に難しいのは、啼鵬氏ならではだろうか。サクソフォンのためのピアソラ作品のアレンジとしてトップクラスのHenk van Twillertのアルバム「Tango」と肩を並べるほどだと思うのだが、いかがだろうか。アレンジの素晴らしさを噛み締めながら演奏したい。
浄書がATARI Notator XLを使って行われているというのもいいですよね(笑)。
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