2011/07/19

Londeix 3rd: 総括

いつもの国際コンクール情報集計ページに、最終的な結果まで掲載した。およそ半月にわたった一大イベントの追っかけも、ようやくこれで終了となる。参加もしてない私に、総括も何もあったもんじゃないが(^^;思うところをつらつらと。

まず、Adolphesax.comの仕事について。昨年のディナンもそうだったが、やはり現地入りして情報をどんどん中継してくれるチームの存在は、コンクールに注目している身としては非常にありがたい。回線の太さの影響だろうか、中継があまり上手くいかなかったのは残念だったが、それでも各イベントの直後には関係する動画がYouTubeにアップロードされており、ほぼ1時間遅れで状況を知ることができていた。例えば、第1回のロンデックス国際コンクールはもちろん、第2回ですら考えられなかったことだ。まずは彼らに賛辞を贈りたい。

今回、少し参加者が少なめだったのが気になったが、それでもやはり参加者リストを眺めるとビッグネームが揃いも揃って、どんな経過となるかとても楽しみだった。一次予選→二次予選での絞り込みはほぼ予想通りの結果だったと言えるが、二次予選→本選の人選は、かなり驚いたものだった。YouTubeで観る限りは、文字通り甲乙付けがたい印象だったが…。しかし、国際コンクールというものはやはり時代が進むにつれて主役が変わっていくものだ…と割りきって楽しむことにした。本選の演奏は、YouTubeから観る限りはどのプレイヤーも熱演で、感銘を受けた。最終的な優勝はジョシュア氏…今後注目していくべきであろう。

サクソフォンの国際コンクールは多いが、ロンデックス国際コンクールはディナン、ジュネーヴとともに三大国際コンクールのひとつとして数えられるだろう。ややボルドー周辺の現代作品に特化したコンクールとして特色を出しつつ、さらに素晴らしいプレイヤーがこのコンクールから生まれてくることを楽しみに待ちたい。次回は2014年開催だそうだ。

日本語版:
http://www.geocities.jp/kuri_saxo/notes/londeix2011/londeix2011_jap.html
英語版(最後まで手抜き…):
http://www.geocities.jp/kuri_saxo/notes/londeix2011/londeix2011_eng.html

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