以前このブログでトンでもないCDとして紹介した、高名なクラリネット奏者であるアレッサンドロ・カルボナーレ Alessandro Carbonare氏のアルバム「No Man's Land」。ウッズ「アルトサクソフォン・ソナタ」や吉松隆「ファジイバード・ソナタ」をBbクラリネットで演奏してしまったアルバムとして、サックス吹き&クラリネット吹き必携のアルバムだ。
さて、そのCDの最初のトラック「FZ for Alex」は、アンドレア・シェンナ編曲によるフランク・ザッパ Frank Zappaの楽曲のメドレー。ザッパ独特のけだるいメロディと超絶旋律線、そして演奏者のノリっぷりがたのしい録音なのだが、なんとYouTubeにてその「FZ for Alex」の演奏ムービーを発見。演奏者自身、もしくはマンジメントが、プロモーション目的でアップロードしたもののようだ。
うわー、これ実際に映像で観ると、さらに面白い。超絶技巧と底抜けの楽しさの見事な融合だ。詳しくは見てもらうとして、演奏の随所に仕掛けられた遊び心とパフォーマンスに、思わず爆笑してしまった。クラリネット吹きの方、カルボナーレファンの方、ザッパ好きの方、ぜひご覧ください。氏の来日プログラムに組み込まれている「ザッパフランク小惑星3834」もこんな感じなのかな。生で聴いてみたいなあ。
カルボナーレさんてダブルリップ奏法なのだっけ。こんなに激しく動いて、よくアンブシュアが崩れないなと、(クラリネット素人ながら)思う。
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