アメリカの四重奏団Sax 4th Avenueのアルバム「Delusions de Grandeur」。ご覧のとおりの、かなり気の抜けた落書きのようなジャケットだけれど、収録曲が面白い上に演奏もかなりかっこいい!mckenさんのページにも紹介がある(→こちら)。
ELP(エマーソン、レイク&パーマー)の「Tarkus」なんて私も大好きなプログレッシヴ・ロックの曲だが、世界にはサックス四重奏で「Tarkus」にトライしちゃう人たちがいるんですなあ…正直ヤラレマシタという感じ。生物兵器タルカスが火山から現れる様子を表した冒頭の「Eruption」からパワー全開で、(チャプターのカットはあるものの)最後まで12分近い楽曲をハイテンションで切り抜ける様は、見事。なんと出版されている楽譜のようで、これは手に入れてやるしかない!かな。
リヴィエの「グラーヴェとプレスト」やボザ「ヌアージュ」のような曲も、かなりレベルの高い演奏となっていて、驚き。ヴィブラート控えめで大味な音色は、まさにアメリカのサックス。だが、イントネーションがしっかり統一されていたり、音程が正確だったりと、基本的な技術レベルが高いため、クラシックの演奏も違和感がないのだ。
先週、eBayで叩き売りされていたところを保護。ライナーはカビのにおいが…いつ発売されたアルバムなのかは判らない。廃盤になっているようだが、調べてみるとどうやらamazon.comでは中古品が売りに出されているみたいですなあ。気になる方はどうぞ。
…卒論の発表資料作りが切羽詰っているため、このくらいで。またきちんと聴いたら補足するかもしれません。
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