2005/07/22

いろいろCD買った

東京に出たついでに、タワレコでいろいろCDを探してきた。購入したのはChristian Forshawの自作自演集「Sanctuary」と、ピアソラのボックスアルバム(10枚組\1460!!で衝動買い)、Calliopeから復刻されたサン=サーンスのソナタ集。けっこうジャンルがまちまちになってしまったなあ。しょうがないか。

「Sanctuary」のChristian Forshawはロンドン・サクソフォニックのメンバも務めるイギリスの若手実力派サクソフォーン奏者。ギルドホール音楽院でジョン・ハールに師事し、以後多彩な活動を展開しているようだ。このアルバムは演奏者自身の作品を中心に女声ソプラノ、キングスカレッジ合唱団、オルガンとのコラボレーションによって生み出されたもの。一曲目から残響を多めに捉えた宗教色の強い崇高な響きが新鮮。あまり今まで聴いたことのないタイプのサクソフォーン音楽だった。

聴きものは、なんといってもギョーム・ド・マショオ出典のコラール「J'ain la flour」の主題によるインプロヴィゼイションと、2002年FEVAフェスティバルでの委嘱作品であるNunc Dimittis。時に暴力的にまで暴れまわるサクソフォン、オルガン、合唱が絶妙な音空間を創り上げている。

ピアソラのアルバムは「一枚\146ならまあいいかー。」と安易の極みで購入。普段はボックス買いなんて決
してやらない(そもそもサクソフォーンのCDがボックスになっていることなどない)のだが。まとめて聴くとなかなかいけます。ピアソラの作品をほとんど知らない自分としては、新たなお気に入り曲を発見できて…そんな楽しみ方もありかな、という気分にさせられる。

サン=サーンスは聴かずに友人に貸してしまったので、帰ってきたらまたコメントしてみます。

レ・ヴァン・フランセの東京オペラシティ公演ではリゲティ「六つの小品」をやるみたいだ。聴きたい!!つくば公演ではやるのだろうか…?実はまだ木管での演奏を聴いたことがない。大阪室内楽コンクールでハバネラ四重奏団と第一位を分け合ったロシアのRNO木管五重奏団が演奏していたらしいが。

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