2015/01/31

今日と明日はサクソフォーン・フェスティバル

"kuri_saxo"10周年記念プレゼント企画、本日締め切り。詳細・応募方法はhttp://kurisaxo.blogspot.jp/2015/01/kurisaxo10.htmlから。

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今日・明日と、たまテノンパル、ではなく、パルテノン多摩で第34回サクソフォーン・フェスティバルが開催される。今年は、須川展也氏をフィーチャーした企画が目白押し。その他、興味深いプログラムも多い。私は本日は自分の短い本番@つくば市のため伺うことができないのだが、明日は1日張り付いていようかなと思っている。

詳細は以下のリンクから。

http://homepage2.nifty.com/jsajsa/festival/festival2014/festival2014.html

2015/01/30

スティーヴ・ライヒ「18人の音楽家のための音楽」

"kuri_saxo"10周年記念プレゼント企画実施中。詳細はこちらから。締め切りは1月31日。

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ミニマル・ミュージックの先駆者として、フィリップ・グラス、テリー・ライリーらとともに"ミニマル三羽烏"とも称された鬼才スティーヴ・ライヒ(1936 - )。そのライヒが制作した作品の中でも、最も有名な作品のひとつがこの「18人の音楽家のための音楽」である。パルス&リズム・パターンの繰り返し/変化によって曲が構成される、およそ1時間の作品である。初演は1976年。ライヒ自身と、仲間の音楽家たちによって行われた。演奏の編成は、クラリネット/バスクラ2、ヴィブラフォン1、シロフォン2、マリンバ3、ピアノ4、女声4、ヴァイオリン1、チェロ1。

パルス~11のセクション~パルスで構成される。各セクションはさらに細分化されており、その短い小節の固まりが何度も繰り返され、ヴィブラフォンやクラリネットのcueにより順方向に進んでいく。

大好きな作品だ。マイケル・ナイマン・バンドしかり、フィリップ・グラス・アンサンブルしかり、テリー・ライリーの「Olson III」しかり、大編成で演奏されるミニマル・ミュージックは、小難しいことを考えずに芳醇な響きへと没入できることが楽しい。長距離移動の際など、かならずこの曲をポータブル・プレイヤーに入れて持ち運んでいる。サクソフォンは入っていないのだが、この有機的/無機的の境界線上をひた走るような作品にあっては、全てを俗世界へと引きずり込んでしまうようなサクソフォンの響きは無用である。

なぜ突然この曲か、というと、たまたま昨日、YouTubeでアンサンブル・アンテルコンタンポラン Ensemble intercontemporainがこの曲を演奏する動画を見つけてしまったからなのだ。世界最強の現代音楽アンサンブル(ステレオタイプにまみれた呼称…)との呼び声高い、このアンサンブルが「18人の音楽家のための音楽」を演奏するだなんて!


激烈な巧さ。各奏者はひたすらに演奏に没頭しており、どんな身体的に無理のある箇所であっても、淡々とプレイするその姿勢にしびれた。この曲を演奏する奏者が時折発する人間らしさを極限まで削ぎ落とした演奏と感じる。いやはや、びっくりした。すっかり耳を洗い直されてしまった気分だ。

もう少し気楽な?演奏をお好みな方は、Eighth Blackbirdの動画を。ノリノリで何だかとっても楽しそうだ(笑)。ロックだぜ!


スコアは、Boosey & Hawkesのサイトからオンライン参照可能(Registrationが必要)。
https://www.boosey.com/cr/perusals/score.asp?id=1009

楽器配置表は、こんな感じ。

2015/01/28

新しいアンサンブル:Unità "Della" Sax

"kuri_saxo"10周年記念プレゼント企画実施中。詳細はこちらから。締め切りは1月31日。

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Unità "Della" Saxは、ユニータ"デラ"サックスと読むらしい。名古屋近郊を中心に活躍する実力派の中堅~若手の奏者が集まったアンサンブル。アリオンSQのメンバー始め、いろいろな場所で名前を見る奏者が多く参加している。

20人未満のアンサンブルは最近少しずつ増えてきたが、サクソフォンオーケストラでもなく、8重奏でもなく、どのアンサンブルもその中間の編成を埋める存在といえる。この編成は、未だレパートリーの開拓が十分には進んでおらず、その点で各アンサンブルの間に大きく個性が出てくる。

今回のユニータ"デラ"サックスのデビューコンサートは、とても面白い内容と感じる。バッハ「シャコンヌ」だなんて、誰の編曲だろう!?(Matthew Evansの版だろうかと思ったが、アレはSSAATTBBBsの9重奏だ)。また、吹奏楽でも有名なトマス・ドスの「モビリス」なる作品も気になっている。さすがに平日の夜@名古屋ということで、伺えないが、ご盛会をお祈りする次第。第2回以降のコンサートでも、どんな作品を取り上げていくか注目だ。

【Unità "Della" Sax デビューコンサート】
出演:Unità "Della" Sax 堀江裕介、柴田沙耶香、渡辺志穂、河合佑里奈(以上ssax)、小森伸二、 所克頼、瀧 彬友、石川貴憲(以上asax)、渡邊愛子、佐野功枝、中山順次、片田景子(以上tsax)、遠藤宏幸、真室香代、尾家幸枝、川合諒(以上bsax)
2015年2月27日(金)18:30開場 19:00開演
会場:伏見・電気文化会館"ザ・コンサートホール"
料金:一般¥3,500 学生¥2,500 (当日券¥500増)
プログラム:
W.A.モーツァルト - 歌劇「魔笛」序曲
J.S.バッハ - イタリア協奏曲 Solo堀江裕介
J.S.バッハ - シャコンヌ
北方寛丈 - GREEN
中橋愛生 - 静寂の森、饒舌の雨
井上陽葉 - 萌黄の歌
T.ドス - モビリス
詳細:
https://www.facebook.com/events/914350278583891/

Maurice Andre plays Jolivet "Trumpet Concerto No.2"

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YouTubeに、モーリス・アンドレ Maurice Andreがアンドレ・ジョリヴェの「トランペット協奏曲第2番」を演奏する、映像がアップされていた。何かのドキュメンタリーの抜粋だろうか、第3楽章のみである。私が一番好きなトランペット協奏曲はこの作品、そして一番好きな演奏はモーリス・アンドレのErato盤の演奏なのだが、まさか映像で残っているとは知らなかった。

アンドレの、なんという、なんという上手さ…!この超難しい作品を、さらりと吹いてしまっている。時にアンドレ、36歳。

オーケストラパートには、アルトサクソフォンとテナーサクソフォンが1本ずつ含まれているのだが、誰だろう?Erato盤は、ダニエル・デファイエ氏とジャック・テリー氏だと言われている。この映像では、少なくともテナーサクソフォンはテリー氏ではない。アルトサクソフォンは一瞬だけ後ろ姿が映るが、なんとなくデファイエ氏のような、そうでないような。

2015/01/27

Paul Gilson "Premier Concerto"

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ポール・ジルソン Paul Gilson(1865 - 1942)は、ベルギー生まれの作曲家である。ブリュッセル生まれ、1886年からブリュッセル音楽院で作曲を学び、その後1889年にローマ大賞を獲得している。同年より、ブリュッセル音楽院で、1906年からはアントワープ音楽院で後進の育成にあたった。「レビュ・ミュジカル・ベルジュ」誌上での批評活動も有名である。サクソフォン作品としては、生涯に下記の5曲を制作したと言われている。

1er Concerto (1902) for Alto Saxophone and Orchestra
2me Concerto (1902) for Alto Saxophone and Orchestra
Fackelzug for 5 Saxophones
Pieces roumantiques for Alto Saxophone and Piano
Quatuor for 4 Saxophones

Premier Concertoは、往年の名手、エリザ・ホール Elise Hallに捧げられた。ホール女史といえば、ドビュッシー「ラプソディ」や、シュミット「伝説」などを献呈されたことでも有名である。曲は以下の3つの楽章から成る。

第1楽章 Deciso
第2楽章 Andante ritenuto
第3楽章 Presto

出版社Hal Leonardの公式YouTubeアカウントに、Tom de Haes編(吹奏楽版)の抜粋の録音がアップされており(とても良い演奏!)、曲の雰囲気を知ることができる。エリザ・ホール氏に献呈された作品は、これまでに聴いたことがあるが、その中でも群を抜いてテクニカルな内容だと感じた。


日本での初演記録は、下記の通り。実は、上記のYouTube上の演奏は、この日本初演時の演奏なのだそうで。

【名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ第33回定期演奏会】
2014年9月25日(木)18:30開演(18:00開場)
会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホール
指揮:ヤン・ヴァン=デル=ロースト
独奏:滝上典彦

2015/01/26

プリモ アンサンブル東京第27回定期公演

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12時過ぎのあずさに飛び乗って(本当に飛び乗って、というくらいギリギリだった)、文京シビックホールをめざす。大学時代の先輩である、U川さんやK藤さんが参加されているプリモアンサンブル東京の演奏会に伺った。

【プリモ アンサンブル東京第27回定期公演】
出演:プリモアンサンブル、上原圭詞(指揮)
日時:2015年1月25日 14:00開演
会場:文京シビックホール・大ホール
プログラム:
G.ロッシーニ - 歌劇「ウィリアム・テル」序曲
O.ニコライ - 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」
P.デュカス - 交響詩「魔法使いの弟子」
伊藤康英 - コラール前奏曲<おお、人よ、汝の罪の大いなるを嘆け>による前奏曲
井潤昌樹 - 恋す蝶
清水大輔 - すべての答え
青春の輝き(アンコール)
タイム・トゥ・セイ・グッバイ(アンコール)
ブロックM(アンコール)

到着は開演の1時間後くらいだった。休憩時間くらいには飛び込めるかな?と思って向かったのだが、すでに第2部の2曲目が演奏中。本プロは最後の曲だけ聴くことができた。特に伊藤康英先生の作品を聴きたかったので、残念…!

会場に入ってみると、あの大きな文京シビックホールの大ホールが、見た目9割という大入り。すごい!そもそも、27回という定期公演のカウント数も驚きである。公式サイトによれば、発足は1985年とのことで、ずいぶん歴史ある楽団のようだ。確かに、ステージに乗っている顔ぶれを見ると、まさに老若男女といった感じ。

演奏も高レベルだった。実に上原氏の指揮に乗って、各楽器がしっかりと歌い、色彩感あふれる音楽が展開されていた。コンクール・シフトのような、完全一体となって高密度で響かせる、という方向性とはまた違うが、そうれよりもずっと音楽的な"趣味の良さ"を感じる。これはますます、伊藤康英先生の作品が聴けなかったのが残念だ。会場は、吹奏楽関係者はもちろんだが、一般の方も多く、おそらく曲そのものを知っている方はそれほど多くないはず。だがしかし、そういった、各曲を初めて聴くような聴き手にも、良さが伝わる演奏だった。30年の歴史の積み重ねによるところも大きいのだろう。

最後のアンコールの3曲は、選曲という意味において、日本の吹奏楽の美味しいとこどり!という狙いが実に良く見え、楽しく聴いた。

アンコールまで含めても、1時間45分。このコンパクトさは珍しく、好感が持てるが、同時に、30年近くの歴史の中で良いものを取捨選択しながら進んできた、その一端を垣間見るようでもあり、何か見えない巨大なものの一部に触れたような思いがしたのだった。

長野県のアンサンブルコンテスト(大学職場一般)

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1/25日曜日、わずかな時間ではあるが、長野県のアンサンブルコンテストを聴きに伺った。

サクソフォン興味として、けっこう前から名前を知っている、音山野サクソフォンアンサンブルや、長野サクソフォンカルテットを聴くことができなかったのは残念だったが、ウィロー・ウィンド・オーケストラ(その昔妹や友達が在籍していたことがある)のサクソフォン四重奏が、石毛里佳「スパーキング」という作品を演奏しており、かなり上手くて驚いてしまった。有名なソノール・クラリネット・アンサンブルの四重奏を聴けたのも良かった。

サクソフォンのアンサンブルは、10年くらい前だと、サンジュレやデザンクロやジャンジャンの楽章抜粋を取り上げるのが一般的だったと思うのだが、いつの間にかこういった場にふさわしい作品がたくさん登場してきたのだなあ。ただ、音楽的に優れたものを持つ作品と、完全にコンクール向けだけに書かれた作品と、2つの傾向に分かれているような印象を受けた。

そういえば、このブログを書き始めてから吹奏楽連盟のコンクールやコンテストを聴きに行く、という行動を取ったことは、わずかしかない。やはりいろいろ考えるキッカケになるということで、足を運んでみることも必要だなと思ったのだった。

会場はカノラホール。久々に入ったなあ。懐かしかった。