2014/07/07

4th JML Int'l Competition: 一次予選録画が順次公開中

本日より第4回ジャン=マリー・ロンデックス国際サクソフォンコンクール The 4th Jean-Marie Londeix International Saxophone Competitionの予選が開始。ライヴ・ストリーミングは、残念ながらいくつかの理由により実施が困難な状況にあるとのことだ。

その代わり、Adolphesax.comチームは録画した動画を演奏終了後からできるだけ早く("as soon as the participants play"と書いてあった)YouTubeへのアップロードを試みているとのこと。この仕事の早さには驚きで、おかげでほぼリアルタイムで現地の演奏の様子を知ることができ、感謝の念に絶えない。

アップされた動画は、下記リンクより参照することができる。

http://adolphesax.com/en/the-broadcasting-londeix/eliminatory-round-videos-londeix

2014/07/06

4th JML Int'l Competition: いよいよ明日から予選

NHKのニュースでモルゴーア特集やってたみたい。かっこいいなあ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140703/k10015714101000.html

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さて、第4回ジャン=マリー・ロンデックス国際サクソフォンコンクール The 4th Jean-Marie Londeix International Saxophone Competitionの開幕である。サクソフォン奏者のための、国際的に有名な登竜門の一つとなっているこのコンクール、果たして今回は誰が入賞をかっさらっていくのか、興味津々。また、日本からも多くの奏者が参加しており、彼らの活躍も期待してしまうところ!

本日はジェネラル・ミーティング、一次予選は明日からとのこと。プログラム冊子のPDF版が公開され、下記Facebookページよりダウンロード可能となっている。近日中にまとめページを作成予定。

https://www.facebook.com/groups/jmlisc

また、Adolphesax.comのチームにより、今回も全編がストリーミング中継される予定。ストリーミング中継のページは、下記リンクより辿っていただきたい。スケジュールはまだウェブ等で発表されていない…かな?

http://adolphesax.com/en/j-m-londeix-2014-eng

一次予選課題曲は次の通り。奏者は、List1から2曲、List2から1曲を演奏する。

List1
- 25 Capricen op. 153a (1929) by Sigfrid KARG-ELERT (1877-1933).
List2
- One of « 9 Études » for solo saxophone by Christian LAUBA (Alphonse Leduc Music Publications
- Hard too Hard (tenor saxophone) by Christian LAUBA (Alphonse Leduc Music Publications)
- Xyl – Balafon II- (alto saxophone) by Christian LAUBA (Alphonse Leduc Music Publications)
- Kabuki (soprano saxophone) by Christian LAUBA (Alphonse Leduc Music Publications)
- Arak (soprano saxophone) by Christian LAUBA (Resolute Music Publications)
- Partyta (soprano saxophone) by Christian LAUBA (Resolute Music Publications)
- Bumble Beebop (alto saxophone) by Christian LAUBA (Resolute Music Publications)
- Bebop (alto saxophone) by Christian LAUBA (Resolute Music Publications)
- Flamenco (alto saxophone) by Christian LAUBA (Édition Resolute Music Publications)
- Steady study on the boogie (alto saxophone) by Christian LAUBA (Éditions Billaudot)
- Oxyton (baritone saxophone) by Christophe HAVEL (Éditions. P.J. Tonger - Germany)
- Strata (tenor saxophone) by Colin LABADIE (http://www.colinlabadie.com/strata.html)
- Discoïdal (tenor saxophone) Thierry ALLA (Resolute Music Publications)

2014/07/05

M.アイシェンヌ「カンティレーナとダンス」をvn, va, pfで on YouTube

ヴァイオリン、サクソフォン、ピアノのための作品といえば、何を思いつくだろうか。

イダ・ゴトコフスキー「トリオ・リリック」、マリリン・シュルード「静けさの中で…」ディヴィッド・デボア・キャンフィールド「ソナタ・アフター・ブラームス」、ラッセル・ピーターソン「トリオ」くらいだろうか。エルワン・シュルホフが「ジャズ・コンチェルティーノ」なる作品を書いているようだが、音を聴いたことはない。やや外れたところでは、加藤昌則「オリエンタル」(作品リストからは外れているが、ヴァイオリン+サクソフォンがオリジナル)だろうか。

ということで、あまり思いつかないのだが(笑)、おそらく一番有名な作品が、マルク・アイシェンヌ Marc Eychenne氏の「カンティレーナとダンス Cantilene et Danse」であろう。アイシェンヌは1933年、アルジェリア生まれの作曲家である。ヴァイオリン奏者としても活躍し、アルジェリアとフランスで数多くのリサイタルを開き、またフランスの放送録音演奏への参加も多かったという。「カンティレーナとダンス」は、1961年の所産。

その「カンティレーナとダンス」を、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノで演奏したという動画の存在を、マンハッタン音楽院在学中のLee Wonkiさんに教えていただいた(ありがとうございます!)。


※リンクを知っている人のみ公開の限定公開動画ではあるが、ここへの掲載は大丈夫とのこと。

素晴らしい演奏ではないか!技術的に超高レベルであることは疑いがなく、各楽章の性格をきっちりと表現している。さりげないフレージングも素敵。個人的には、弦楽器ならではの熱さに感銘を受けた。オリジナル編成ではないにしろ、今後もし「カンティレーナとダンス」のオススメ演奏を聴かれたら、私はこれを推奨することになるだろう。

さらにこれを聴いて思ったのは、やはりAlto(ヴィオラ)とアルト・サクソフォンって近い位置にいるのだなあ、ということ。ミヨー「世界の創造」での、アルト・サクソフォンのAlto的な使われ方や、ヒンデミット「ヴィオラ・ソナタ」をアルト・サクソフォンで演奏した時のハマり具合などを聴き、そのように思っていたが、それを再認識した。特に、息の長いメロディにおけるサクソフォンの存在感は、弦楽器にも負けていないのだろう。

2014/07/04

Quatuor Axone - Musique francaise pour quatuor de saxophones

Quatuor Axoneは、フランスの、比較的若いサクソフォン四重奏団である。メンバー全員がパリ国立高等音楽院のサクソフォン科を卒業し、さらに四重奏としても同音楽院の室内楽科第3課程を修了している。公式ページはこちら(→http://www.quatuoraxone.com/)。メンバーは、以下の通り。ジェロー・エトリヤール氏は、アドルフ・サックス国際コンクールでの入賞経験もあり、さらにギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団のメンバーでもあるため、名前を知っている方も多いのではないだろうか。

Gurvan Peron, soprano saxophone
Geraud Etrillard, alto saxophone
Cedric Carceles, tenor saxophone
Martijne van Dick-Jansen, baritone saxophone

Quatuor Axoneは、メイヤー財団の出資によりCollection Jeunes Solistesシリーズ(第3課程の優秀修了者にCD制作の権利が与えられる…というようなコンセプトだったはず)にもCDを吹き込んでいる。以前、バリトンのMartijneさんにそのCDを送っていただき、それ以来愛聴盤である。

今回ご紹介するのは、「Musique francaise pour quatuor de saxophones(Indesens INDE053)」という商用盤。フランスの伝統的な四重奏作品と、現代作品が同居するプログラミングに期待が高まる。

Eugene Bozza - Andante et Scherzo
Sebastien Beranger - Axiomes (Maqam II)
Gabriel Pierne - Introduction et Variations sur une ronde populaire
Regis Campo - Tintamarre
Sylvain Griotto - Les fils du metal

ボザ、ピエルネ、といった作品は、技術的に完成されており、さらにその向こう側を期待してしまう。往年の名アンサンブルを聴いた時に感じる「聴くだけ耳が飽和してくるような」印象はさすがにないが、隅から隅まで丁寧に作りこまれた録音として、価値は高い。現代におけるボザやピエルネの演奏として、耳にしておくべき内容だ。

同時代の作品のほうはどうだろう。ベランジェ作品は、重音を始めとする特殊奏法をふんだんに盛り込んだ緊張感の高い作品。ちなみに、スコアを作曲家のページからダウンロードできるので、ぜひお試しあれ。…と、ここまでは普通なのだが、カンポ作品でその踊りだしてしまいそうな愉悦感に魅了され(やはりカンポ氏の作品は楽しい!)、そしてグリオット作品では、「メタル」の名前の通りの、まるでメタルロックをそのままサクソフォン四重奏に落としてきたような、ファンキーな響きに、良い意味で予想を裏切られた。これはすごいや。

AmazonではMP3販売しているみたい→Musique française pour quatuor de saxophones

H.ヴィラ=ロボス「ファンタジア」作曲の頃

エイトル・ヴィラ=ロボス Heitor Villa-Lobos「Fantasia ファンタジア」について、イサカ大学サクソフォン科Steven Mauk教授が書いた記事の一部を訳してみた。なかなか面白い。

http://faculty.ithaca.edu/mauk/docs/villalobos.pdf

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ユージン・ルソー氏の著作「Marcel Mule: His Life and the Saxophone(Etoile Music, 1982)」には、ミュールがヴィラ=ロボスと会った時のことを回顧している部分がある。

ヴィラ=ロボスとは、私がまだ20代の頃に会った。私はそのころすでにたくさんの演奏をしていたが、まだ音色の拡張のためにヴィブラートを導入する前であった。私たちは意気投合し、その頃ヴィブラートを使っていなかったにも関わらず、ヴィラ=ロボスは私の音色を気に入ってくれた。あるオーケストラの客演指揮者としてヴィラ=ロボスが招かれていた時、私はそのオーケストラで吹いていたのだ。彼はとても神経質な男で、時折オーケストラの楽員が手を抜くと、激怒するのであった。
その後再びヴィラ=ロボスはパリを訪れたが、その時もサクソフォンを含む作品を演奏した。その頃、私は音色の拡張のためにヴィブラートを導入していた。ヴィラ=ロボスは、それをとても気に入ったようだった(原文:did not at all hide the fact that he liked it.)。ヴィラ=ロボスの多くの作品がサクソフォンを含んでいることを知っているでしょう?
そして数年後、ヴィラ=ロボスは「ファンタジア」の自筆譜を私に送ってきた。「ファンタジア」は、私に献呈されていた。

ヴィラ=ロボスは、ソプラノサクソフォンと3つのホルン、そして弦楽合奏のために、1948年に「ファンタジア」を書いた。そのため、ミュールはその頃にその譜面を受け取っているはずである(フルスコアに"1948年ニューヨークにて"という注釈がついている。またピアノリダクション版に"1948年リオにて"という注釈がついている)これが合っているのか間違いなのかは良くわからず、オーケストラ版がニューヨークで、ピアノリダクション版がリオデジャネイロで書かれたかどうかも、よくわからない。ルソーのインタビューは次のように続く。

ルソー:「ファンタジア」を演奏したのですか?
ミュール:いいえ。何人かの指揮者と交渉したのですが、誰も興味を示しませんでした。私自身も、いまいちこの作品に興奮しませんでした。
ルソー:自筆譜を持っているのですか?
ミュール:いいえ。どこにあるかわかりません。パリからサナリー(訳注:ミュールはパリでサクソフォンを吹いていたが、引退後、サナリーへと移住した)へと引っ越した時、多くのものを失くしてしまったのです。
ルソー:ヴィラ=ロボスとは文通していましたか?
ミュール:はい。しかし、彼の手紙をわたしはもう持っていません。

1948年は、ヴィラ=ロボスにとって特別な年だ。この年、ヴィラ=ロボスは膀胱がんと診断され、ニューヨークのニューヨークメモリアルスローンケタリングがんセンターで手術を受けた。この年にヴィラ=ロボスが作曲した作品を見ると、声楽とピアノのための4つの作品(そのうちの1曲「ビッグベン」と呼ばれる作品はオーケストラのためにも編曲されている)、1つのピアノ協奏曲、そしてこの「ファンタジア」を書いている。ほとんどが伝統的なクラシックの編成のために書かれたなか、ヴィラ=ロボスが非常にめずらしいソプラノ・サクソフォンのために作品を書いたことは特筆に値する。しかも、初演の計画もミュールからの委嘱もない、という状況において!

David P. Applebyによれば、「ファンタジア」の初演は1951年11月17日、Waldemar Szilmanをサクソフォン独奏に迎えて、ヴィラ=ロボス指揮の室内楽オーケストラによって、リオデジャネイロの Auditório do Ministério da Educação e Culturaにて行われた。

Peer International(現在のSouthern Music傘下)が1963年に本作品を出版した。ミニチュアスコアは売り譜、パート譜はレンタル譜で利用可能。ピアノリダクション版には「Fantasia for soprano or tenor saxophone and chamber orchestra」と書かれている。オーケストラスコアには、「Fantasia for Saxophone, 3 F Horns and String Orchestra」と書かれ、「B-flat saxophone」という指示があるのみである。

ここでひとつの疑問が生じる。ヴィラ=ロボスは、この作品がテナーサクソフォンで演奏されることを想像していたのだろうか?ミュールという、史上最も偉大なソプラノサクソフォン奏者の一人に献呈されたことから、ソプラノサクソフォンを念頭において作曲されたと推測される。実際、オクターヴ下のテナーサクソフォンで演奏されると、可愛らしさや繊細さに欠けるように思う。テナーサクソフォンの指示が追加されたのは、単に出版社の経済上の都合かもしれない。1963年当時、ソプラノサクソフォンでクラシックを吹く奏者はごくわずかであったから、同時にテナーを編成に加えたのかもしれない。

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以上。

2014/07/02

わたせひでひこ 奇聞屋フルートライブ Vol.24

【わたせひでひこ 奇聞屋フルートライブ Vol.24】
出演:渡瀬英彦、池田さく子(fl)、大宅裕(pf)
日時:2014年7月2日 19:30開演
会場:奇聞屋
プログラム:
F.クープラン - 恋のうぐいす
F.クープラン - 小さなGigue
A.ヴィヴァルディ - 小品集より
W.F.バッハ - フルート二重奏より第1楽章、第2楽章
坂本龍一/木下正道 - 美貌の青空
A.ヴィヴァルディ - ピッコロ協奏曲より第2楽章
F.ドップラー - ハンガリー田園幻想曲
R.シューマン - 3つのロマンス
C.L.S.シャミナード - コンチェルティーノ
B.エヴァンズ - My Bells(アンコール)

毎月第一水曜日に開かれる渡瀬英彦先生の奇聞屋ライヴ、本日はピアノの大宅裕さんを迎えて、知る人ぞ知る室内楽団、Duo Brusselでの演奏がメインとなった。前半は、トレヴァー・ワイ氏の編曲した小品を中心に、さらにデュオも交えての比較的軽めなプログラムであったが、後半は何があったのか超弩級プログラム。油断ならないとはこのことだ!ドップラー、シューマン、シャミナードとは、そのままリサイタルとなってもおかしくないレベルだ。鮮烈な演奏…ぜひ次はコンサートホールのような場所でも聴いてみたいものだ。

坂本龍一作品ではフルート+バスフルート+ピアノという編成であった。この3本が共鳴したときの、得も言われぬような音色、いや雰囲気か?は、これまでほとんど体験したことのないような、身体にダイレクトに響くものであった。

2014/07/01

サクソフォーンアンサンブルの会 第30回演奏会

サクソフォン交流会の録音の整備終わった\(^o^)/送付は他の事務局メンバーにお任せ。

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交流会の次の日に伺った演奏会。TSQの12月の演奏会チラシも挟み込んだぞ。

【サクソフォーンアンサンブルの会 第30回演奏会】
出演:サクソフォーンアンサンブルの会、原博巳(客演sax)
日時:2014年6月29日(日曜)14:00開演
会場:牛込箪笥区民ホール
プログラム:
H.ヴィラ=ロボス/圓田勇一「ブラジル風バッハ第一番」
H.ヴィラ=ロボス/新実信夫「ファンタジア」
坂井貴祐「アリオーソとトッカータ」
光田健一「サクソフォン五重奏のための抒情組曲"エウロパ"」
福島弘和「アンティフォナ」
J.ノレ「気まぐれな組曲」
C.M.シェーンベルク/新実信夫「レ・ミゼラブル」
J.マヌーキアン/新実信夫「アルメニアン組曲」
A.I.ハチャトゥリアン「剣の舞」+α

開演前にチラシを挟み込み、空いた時間でUさんとともに近くの"くるり"というラーメン屋さんへ。美味!そしてボリュームも!

プログラム冊子には、「第30回演奏会に寄せて」とのことで、石渡悠史先生、宗貞啓二先生のコメントが掲載されていた。ななな、なんと豪華な。…と思ったのだが、サクソフォンアンサンブルの先駆け的存在(第1回演奏会は、なんと1978年!私は生まれてすらいない)として日本のサクソフォン界の一端を支えてきた存在であることに間違いはなく、諸先生方がコメントするのもある意味当然と言えば当然なのだなあと思い直した。それだけ、大きな存在なのである。

驚くべきことは、単純に名や歴史ばかりではなくて、技術的・音楽的に素晴らしい演奏会を開く、というところだ。おそらく実質的なコアメンバー(だと推察する)JION Saxophone Quartetの面々を筆頭に、アマチュアながら強力な布陣が揃う。

最初のH.ヴィラ=ロボス/圓田勇一編「ブラジル風バッハ第一番」を聴くことができたのは、僥倖であった。第1回の演奏会にけるメイン曲が、30回という節目において冒頭に演奏されることの大きな意義を感じた。簡単な曲ではないが、第3楽章の怒涛の音符の並びに至るまできっちりと、迫力満点の演奏である。ちなみに、原博巳さんはアルトの3rdを担当、随所で凄い仕事をしていたのも印象的。その原さんをソリストに迎え、ヴィラ=ロボスつながりで「ファンタジア」。原さんのソロは、いつものどんな大人数を従えたとしても負けないパワーと、さらに今回は自由闊達な歌い方が印象的であった。もっとカッチリ決めてくると思いきや、意外というか嬉しい誤算というか。

第2部は、聴きやすい小編成の作品が並ぶ。SATTBという編成の「エウロパ」なる作品の楽しさに気付くことができたのは収穫であった。この作品、TKWOのサクソフォンパートを中心に結成された「Colors」なるユニットのために書かれた作品とのこと。CDを買ってみようと思っている。また、ジェローム・ノレの「トカデ(気まぐれな組曲)」は、JION Saxophone Quartetのメンバーにより演奏され、パーカッションの高田亮氏をゲストに迎えていた。第1~4楽章を見事に駆け抜け、最後は大喝采。私も演奏したことがあるためその難しさは重々承知しており、今回の演奏には舌を巻いた。

最後は、シェーンベルグ「レ・ミゼラブル」とマヌーキアン「アルメニアン組曲」。いずれもN実さんのスペシャルアレンジである。「アルメニアン組曲」という作品は初めて知ったのだが(なんとNMLにも見つけられない)、非常に面白い内容だ。アルメニア民謡的な響きとともに、やや現代的な響きバランス良く同居しており、何かのきっかけに人気が出そうな…こんなに知られていないのは不思議。5楽章から成る作品だが、最後まで熱演であった。

アンコールは、アルメニアつながりでハチャトゥリアン「剣の舞」に、某吹奏楽のアルメニアっぽい曲(笑)を組み込んだスペシャル・ピース。面白かった!

会場を出るといつのまにやら大雨。