2010/08/08

松美ウッドストック~四重奏練習

8/7(土)に、1960年代後半のロックをカバーして一気にやってしまおうというイベント…その名も「松美ウッドストック2010」に参加した。私は、Sly & the Family Stoneというグループの楽曲をコピーしたバンドで出演。炎天下の中、5曲演奏した。

Dance to the Music
Thank You
Everyday People
I Want to Take You Higher
You Can Make It If You Try

ご覧の通りの快晴。会場の背後は広々とした池。めちゃくちゃ暑かったが、それにも増して爽快だった。自分以外のメンバーは、こちらの音楽には慣れた方ばかり。自分自身の演奏はいくつか反省しきりな部分があったのだが、ソロの部分などは楽しく吹けたなー。誘っていただいて、ありがとうございました。

演奏の前後は、池のほとりの芝生に座って、ビールを飲みつつ鑑賞。ビールサーバーのディスペンサー中って、ああなっているんだ(初めて知った)。

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15時くらいにはお酒も抜けてきたので、ライヴ会場を抜けだして、四重奏の個人練習へ。しかし、ライヴ後で疲れていたせいか、1時間ちょっとでダウン。気がついたらソファで寝ていた(笑)17時からTsukuba Saxophone Quartetで、バッハ/伊藤康英「シャコンヌ」のサクソフォン四重奏版の合わせ。最初はSATの三人だったが、19時には全員が揃い、結局20時半ころまで合わせ練習を行った。

大きな流れを作るのはなんとかなりそうな気がしたが、問題は細かい部分。テクニック的な問題が(できる範囲で)完全に解決しないと、そもそも人前に出すことができない。本番まで2ヶ月を切っているが、なんとか頑張っていきたい。

その後は灯禾軒にて飲み。四重奏のメンバーでは初めてだったかも…。灯禾軒では久々に飲んだ&食べたが、やっぱり美味しいお店だなあ。結局終電を逃して、続いて松美池での打ち上げに合流し、筑波時間25時にようやくお開き。最後は、Sly...に誘ってくれた友人宅に転がり込んで寝てました(笑)。

2010/08/06

サクソフォーン協会結成当時?の録音

神奈川県のT様より送っていただいた録音。私自身は知る由もない頃のことだが、日本サクソフォーン協会立ち上げのために、当時の音楽大学の教授陣が集まって、ラージアンサンブルの立ち上げを行っていたのだそうだ。そして、第1回のサクソフォーン・フェスティバルに先立って録音され、ラジオ放送されたもの、とのこと。

つまり、日本における最初期のプロフェッショナルなラージアンサンブルの響き、ということになる。1980年前後の日本のサクソフォン界のラージアンサンブル…どんなとんでもない演奏なのか、とビクビクして聴き始めたのだが、予想を大きく裏切られるほどの、高いレベルに驚いた!ものすごく丁寧なリハーサルの跡が見られ、ややエッジが立った均質な発音・音色が心地良い。ある部分については、現代のラージアンサンブルを凌駕する部分もあるのではないかな。

プログラムは、以下のとおり。レパートリーに関しては、金管アンサンブルのものを持ってきたり、弦楽アンサンブルを編曲してみたりと、いかにも黎明期らしいセレクトだ。

G.ガブリエリ/宗貞啓二 - カンツォン・プリ・ミトニ
G.ガブリエリ/宗貞啓二 - カンツォン・ソナタからカンツォン第14番
G.F.ヘンデル - 合奏協奏曲ハ長調より第1楽章
A.ドヴォルザーク - スラブ舞曲第3番より

日本サクソフォーン協会の歴史については、松沢増保氏が著した「日本サクソフォーン協会20年のあゆみ」というページが有名であるが、残念ながら今回頂いた録音と、関連性を見つけることはできなかった(第1回のプログラムも、こちらのページには"ラージアンサンブル"としか書かれていない)。

今度、松沢氏に伺ってみようかな。もしくは、当時のことをご存じの方がいましたらぜひ教えてください。この放送が実現した経緯や、当時のメンバーなど、非常に興味がある。

ちなみに、T様の話によると、バッハの「ブランデンブルク協奏曲第2番」もリハーサルされていたそうな(本番は実現しなかったそうだが)。これは、ミュールのあのLPを意識してのことなのかな。

2010/08/05

アル・ガロドロ氏の録音

アル・ガロドロ Al Gallodoro, Alfred Gallodoro氏の録音を、神奈川県にお住まいのT様から送っていただいた。ガロドロ氏、2年ほど前に惜しまれつつ鬼籍に入ったが、ポール・ホワイトマン楽団のスター・サクソフォン奏者であり、80年近くも現役で演奏活動を続け、数多くの録音を残した偉大なサクソフォン奏者である。経歴についてはmckenさんのブログ記事に詳しいので、ぜひそちらをご覧頂きたい。

お送りいただいたのは、阪口新氏(!)がLPからテープへと録音し、それをT様がダビングさせてもらったもの、とのこと。プログラムは、以下。

Summer Time
Hora Staccato
Dark Eyes
Indians Summer
Oid Vienna
Czardas
Jalousie
Liza

ああもう、本当に素敵な演奏だ!すっと身体に染み入るようなヴィブラートと、温かい音色、上質なフレージング。そして、驚くほどのテクニック。1930年代から40年代にかけての、アメリカのポピュラー音楽界が輝いていた時代の音楽だ。聴き進めていくうちに、タイムスリップしてしまいそう。私はガロドロ氏の演奏を初めて聴いたのだが、一発でファンになってしまった。復刻CDがいくつか出ているようなので、手に入れてみようかな。

休日の昼下がり、こんな音楽を聴きながらウトウトできたら、最高かも。はたまた、一日の終わりに、ミルクティーを飲みながら聴けたら、それも最高かも。こんなシチュエーションで聴きたい!と思わせる音楽って、凄いですね。

T様からは、他にも貴重な録音をお譲りいただいた。追って紹介していきたい。

Klassik & BLUE

京青さんから送っていただいた、ニコラ・プロスト Nicolas Prost氏の新譜である。「Klassik & BLUE(JDT 3447)」というタイトルから想像されるようなクラシックとジャズを混合したプログラミング、というわけではなく、プロスト氏のこだわりが随所に感じられるような選曲となっている。トラックリストを見た瞬間に、ニヤリとしてしまった。

Artie Shaw - Concerto
Steve Reich - New York Counterpoint part3
Leonard Bernstein - Prelude, Fugue, Riffs
Philip Glass - Façades
Aaron Copland - Quiet City
John Williams - Catch Me If You Can
Alex Kotch - Reduce, Reuse, Recycle
Mark Phillips - Rappin' with Dizz and Bird

という、超変化球プログラムだけでも驚いてしまうのだが、さらに各曲の間にチャールズ・アイヴス Charles Ivesのバリトンのための歌曲…「Memories」「Charlie Rutlage」「On the counter」「The circus band」「Ann Street」「Maple Leaves」が挿入されている。これらのトラックも、なんとプロスト氏ご本人が歌っているのだ。あまりに見事な演奏に驚いていたら、プロスト氏は声楽でパリ国立高等音楽院を受けようと思うくらいに、本格的に勉強した経験がおありとのこと(井上麻子さん情報)。なるほど、と思ってしまった。

ざっと一曲ずつ追っていこう。アーティ・シャウの「協奏曲」は、私自身は初めて知ったのだがクラリネットとジャズバンドのための曲。ちょうどYouTubeに良い映像があったのでこちらを参照いただきたい。このクラリネットパートを、ソプラノサクソフォンで吹いているのだが、クラリネットに匹敵するほどの軽やかなフレージングに惚れ惚れ。ライヒは、なんとYAMAHA WX5での演奏!実は個人的に密かに構想していたため、「やられた!」という感じだった。どうやったらこんなにくっきりと低音が出せるんだろうか。

バーンスタインの曲も、超有名曲のひとつだが、これをソプラノサクソフォンで吹いてしまうとは恐れいった。この曲の究極系って、佐渡裕&シエナWOあたりの演奏だと思っているのだが、それと比べると、さすがにバックバンドとしては分が悪いかも。そして、CDを眺めていたら、アーティ・シャウとバーンスタインの芸術監督として、ブノワ・メニュ Benoît Menutさん(私も大変お世話になった、フランスの作曲家、編曲家)の名前が!驚いた。

フィリップ・グラスとアーロン・コープランド(先日名古屋でも演奏された)で中休みして、誰もが知るジョン・ウィリアムズの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」。これは、吹奏楽との共演だが、なんとポンピエ音楽隊ですよ!こんなところで名前を見ることになるとは。安井寛絵さんがアドルフ・サックスコンクールで優勝された時の共演バンド、ということで名前を知っていた。

アレックス・コッチの作品から、とたんに現代よりとなるが、内包するリズムや和音は、親しみやすいものが多い。最後のマーク・フィリップスの作品にいたっては、なんとWX5とテープの作品ですよ!3分弱と短いが、タイトル通りの、凝縮されたパワーを感じる。ジャズ、というよりも、まるでロックのようだ。

2010/08/03

グラズノフのカリーナ・ラッシャー監修版出版予定

度々話題となっている、アレクサンドル・グラズノフの「サクソフォン協奏曲」だが、最近Amazonから一方的にキャンセルされてしまい、困っていた。どうも出版状況が判らなかったため、版元のベーレンライター社に問い合わせたところ、次のような返答があった。

Thank you very much for your email. I am sorry to inform you that there has been a delay in the publication of the Glazunov "Saxophone Concerto" (BA 8732). A new source has recently been discovered and this of course has to be included in our edition. At the earliest, this new edition will be published in October of this year.

ということで、未だに出版されておらず、予定では最速で10月、状況によってはさらに遅れることになるそうだ。だが、何らかの"new source"を出版譜に盛り込むための遅延ということで、さらに充実した内容を携えて我々の前に姿を見せてくれることだろう。楽しみに待ちたい。

…えっと、"new source"が気になりすぎて、再度問い合わせしちゃいました(^^;

2010/08/02

ニコラ・プロスト氏演奏会のプログラム2010

先週あたりからご紹介すべきものが増えてきているが、ひとつひとつ記事を書いていきたい。

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おなじみ、名古屋にお住まいの京青さんより、本年のニコラ・プロスト Nicolas Prost氏のコンサート@名古屋の、プログラム冊子を送ってもらった。ここ数年、プロスト氏は小森伸二氏の招きで毎年来日しており、名古屋で非常に興味深いプログラムにて演奏会を開いている。確か去年は、トリオ・サクシアーナとしての来日だったが、今年はプロスト氏とピアノのローラン・ワグシャル Laurent Wagschal氏のデュオ・サクシアーナでの来日となったようだ。また、今年は小森伸二氏も演奏に参加している。

2010年7月6日、会場は名古屋伏見の電気文化会館。テーマは、"Klassik & Blue"。最近発売されたニコラ・プロスト氏の新しいアルバム"Klassik & Blue"のコンセプトを、採りたてそのまま新鮮なうちにフランスから運んできた…といったところか。

Darius Milhaud - Scaramouche
Jean Franĉaix - 5 danses exotiques
Maurice Ravel - Pièce en forme de habanera
Bela Bartok - Sonatine
Witold Lutoslawski - Dances preludes
~Intermission~
Christian Lauba - Clauds, étude n.17
Pedro Iturralde - Suite hellenique
Gilles Cagnard - Portrait de Erik.S
Aaron Copland - Quiet City
Franck Bridge - 3 miniatures

なんといっても、まず目をひくのがクリスチャン・ロバ Christian Laubaの新作エチュードである「雲」。なんとこの日が世界初演だったそうで、日本でロバのエチュードが初演されることがあるなんて…と、ちょっと感動した。肝心の内容については知るすべもないが、京青さんのブログのレポートに作品の描写がある。サクソフォンとエレクトロニクスのための作品だそうで、なんとなく「スタン Stan」あたりを想像したのだが…聴いてみたいなあ。

前半・後半とも、よく知られたプログラムの中にスパイスの効いた佳曲を混ぜ込むセンスに脱帽。おそらくフランセの作品と対応付けたのだろう…と思われるルトスワフスキの作品は、元々はクラリネットの曲である。こうしたプログラムを見ると、まだまだサクソフォンの演奏会は面白くなりそうだ!と感じる。

アーロン・コープランドの「静かな都市」を持ってくるというのも意外だった。私などは、イーストマンWEのCD「Quiet City(Sony Records CSCR8180)」(このCD、「プラハのための音楽1968」が入っているんですね)にて、ウィントン・マルサリス氏の演奏で楽しんでいたクチだが、まさかサクソフォンの演奏会でこのプログラムに出会えるとは思っていなかった。

というわけで、実際の演奏を聴いていないのでなんともアレな記事だが(爆)、いつか東京での演奏機会を設けてくれることを楽しみに待ちたいと思う。

2010/08/01

TSQ練習

土曜日の昼と日曜日の午前に、つくば市での練習が入っていたため、土曜日の夜は、筑波研修センターに宿泊した。非常に年季が入った建物で、なんだか学生時代に3年間過ごしていた筑波大学の学生宿舎を思い出した。それにしても、3600円で泊まれるとはお得だ。門限も24時までOKだし、大きな浴場も付いているし。

ということで、今日は朝からTsukuba Saxophone Quartetの練習。9月の後半に、四重奏でのクラシックの本番が入っているため、それに向けての練習だった。候補曲のJ.S.バッハ「シャコンヌ(伊藤康英先生の編曲)」初合わせ。非常に難しいが、なんとか頑張っていきたい。

やっと、Tsukuba Saxophone Quartetでも、バッハを演奏できるようになった…のかなあ(まだまだヘタクソですが)。今後、ポリフォニックな音楽にも、少しずつ手を伸ばしていきたいと思っている。