先日のフェスティバルで高校生の衝撃的な演奏(演奏そのものというより、考え方の根底)を聴いてから、2つ気になっていることがある。
1つ目は、どのようなプラットフォームでのどのようなやり取りが、土壌になっているのか、ということ。17LIVEやtiktokやYouTube Shortやツイキャスなど、私自身は存在は知ってはいるがまだ飛び込んだことのない超双方向型・インスタント型の動画&SNSプラットフォームから出現したものなのだろうか。観測のために飛び込んでみるつもりは…今のところそのような(公私にわたる)余裕は持ち合わせていない。
2つ目は、そういった新世代型の演奏者に適した、誰もが取り組むレパートリーはまだ無さそうだな、ということ。フェスで演奏されていた真島俊夫編の「マイ・フェイヴァリット・シングス」なんて、今では誰もが演奏しているけど、30年近く前のレパートリーだ。新たなレパートリーはどのように形作られていくのか、これはもう少し経って今の世代が作編曲で活躍し始めると、違った動きが見えてくるのかもしれない。実はもう、若い世代に流行っているプラットフォーム上にはそういった種が落ちているのかもしれないが…。
何だか随分と上の世代みたいなコメントになってしまったが、実際そうなのかも。インターネットやSNSが流行り始めた頃に、親に話をすると「付いていけない」と笑いながら言われたものだが、こういう気持ちだったのかもしれない。操作方法等、テクニカルな部分ではなく、自分がそれを受け入れる余裕の有無の部分のことだったのだろう。
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