木村有沙さんのCD発売記念コンサートへと伺った。まだお互い学生だった頃(8年くらい前だろう)に知り合いになって以来、ソロの演奏を聴くのは初めて。会場は、渋谷駅近くのサロン風会場。以前一度、フルートの発表会を聴くために伺ったことを思い出した。満員御礼の中、開演。
【木村有沙 1stCD発売記念コンサート Moon River】
出演:木村有沙(sax)、寺井真美子(pf)、齋藤綾乃(perc)
日時:2015年9月12日(土曜) 17:00開演
会場:l'ateler by APC
プログラム:
ミシェル・ルグラン - 双子姉妹の歌
ヘンリー・マンシーニ - ムーンリバー
真島俊夫 - シーガル
真島俊夫 - ガーシュウィン・カクテル
クロード・ボリング - ジャジー
エンニオ・モリコーネ - ニュー・シネマ・パラダイス・メドレー
ロベルト・モリネッリ - ニューヨークの4つの風景
CDには比較的軽めの作品が並ぶが、休憩を挟んだ二部構成ということで、内容はフル・リサイタル並。サロンコンサートくらいの気分で伺ったが、良い意味で期待を裏切られることとなった。起承転結の如き選曲の妙があり、様々な作品が並んだが、どんな作品においてもとにかく音が良い。「全音域にわたりニュートラル」とはまた違った、素朴ながら、音域ごとの色気も同居する、なかなか聴いたことのないタイプの音だった。
ちなみに、最初に演奏された「双子姉妹の歌(映画:ロシュフォールの恋人たち)」は、ミシェル・ルグランの作品の中でも際立って好きな曲であるので、とても楽しかったのだった。また、「ニューヨークの4つの風景」は3本のサクソフォンを使い分け、お見事!な演奏であった。ボリングの「Jazzy」も取り上げていたが、これはまた良い選曲だ。これらの作品を、サクソフォン、ピアノ、そしてパーカッションで演奏するのだから、楽しくないはずがない。
ピアノ、パーカッションとともに、トリオ編成で演奏が進む。ピアノの寺井さんは、以前アーニーズスタジオでお会いした縁があったのだが、初めて演奏を聴き、見事な音色の変化、サポートに、聴いていてとても魅了された。ポピュラー風の作品では特に存在感を放つ。パーカッションの方は初めて聴いたが、場馴れしてる感じがあるなあ…抜群の安定感でビートを刻んでいた。
終演後は軽いレセプション。久々にお会いし、おしゃべりする方もいて、楽しい時間を過ごしたのだった。少々飲み過ぎたか…汗。
写真は、帰り際に食べたラーメン。会場の写真を撮影し忘れた(汗)
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